社会
Posted on 2025年05月13日 05:58

「すでに飼っている人」全てにかかわる身近な大問題/ケイリン女王・高木真備の「保護ねこ生活」

2025年05月13日 05:58

 みなさん、こんにちは! 高木真備です。

 ゴールデンウィークが終わり、だいぶ暖かくなってきました。 私のゴールデンウィークはというと、「わんにゃんフェスティバル」(譲渡会&啓発イベント)を名古屋競輪場で開催させていただきました(写真はイベントで猫のクイズの説明をしている様子)。たくさんの方にお越しいただき、思いを伝えることができて、とても有意義な時間になりました。

 前回の当コラムでは「各都道府県の殺処分数」についてお話ししましたが、今回はもう少し基本的なところに戻って「そもそも猫が保護されないためにはどうしたらいいのか」について、皆さんと考えてみたいと思います。

 日本では毎年、多くの猫が保健所や動物愛護センターに収容、または動物愛護団体に保護されています。理由は様々で、野良猫の繁殖や多頭飼育崩壊、迷子になっても飼い主が迎えに来ないケースなど、いろいろな事情が重なっています。

 まずはこのような現状を聞いて、皆さんはどう感じたでしょうか。「かわいそう」と感じる方は多いと思いますが、「自分ごと」として感じる方は意外と少ないかもしれません。

 私自身、都内に住んでいて野良猫を見る機会はほとんどありませんし、近所で多頭飼育崩壊が起きていても気が付かないのでは、と思ったり。この活動を始めるまでは、正直「自分に何ができるんだろう」と戸惑っていました。

 ということで、ここからは「誰にでも起こりうる身近な保護」について書いてみようと思います。

 実は保護される猫たちの中には「もともと飼われていた猫」がたくさんいます。理由は様々ですが、まずは一般家庭で飼えなくなり、途中で手放されたケースです。

 これは猫を飼う全ての飼い主さんに関係する保護。お家にいる子を手放したら、その子は保護猫になってしまうからです。そう考えると、今までより「自分ごと」に感じる方は増えるのではないかと思います。

 これはペットショップやブリーダーからお迎えしても、保護猫の里親さんもみんな同じ。私を含めて「猫を飼いたい」「すでに飼っている」という人たち全てにかかわる、身近な問題だと思います。

 保護活動をする上でよく耳にする、生体販売やペットショップについての様々な議論。もちろん改善が必要な点があることは、私も感じています。でも今すぐに私たちひとりひとりができることは、「飼う側の意識を変えること」だと考えるようになりました。

「どこからお迎えするかより『誰が』お迎えするか」

 これは保護団体の方から聞いて、印象的だった言葉です。

 社会的な改善点がたくさんあったとしても、まずは私たち飼う側の意識を変えることが、保護猫を減らす第一歩。この考え方が、私の活動に繋がっています。

 猫の寿命は20年を超えることが珍しくない時代になりました。猫と一緒に暮らすというのは、思っている以上に大きな覚悟が必要です。「自分は大丈夫!」という自信や気持ちだけでなく、物理的に20年の間、猫と生活することが可能なのかを考えること。過信せずに様々なリスクを考えてみることが、とても大切だと思います。

 将来のことをイメージする、これも大切な保護活動です。保護される猫がどうかゼロになりますように…。

 最後に、今後のイベント情報です。

●5月25日(日):わんにゃんフェスティバルin青森競輪場

●5月31日(土):わんにゃんフェスティバルin高松競輪場

●6月1日(日):保護猫譲渡会inサテライト宮城

 お近くの方はぜひ、お気軽に遊びに来てくださいね!

(高木真備)

たかぎ・まきび/1994年8月17日生まれ。2014年に競輪選手としてデビューし、2021年ガールズグランプリで優勝して年間女王になる。2022年に競輪選手を引退し、その後は犬猫の保護活動に携わっている。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年03月25日 07:00

    もう長いこと、毎週日曜日の視聴がルーティンになっていた2つの番組が、3月29日に揃って終了する。ひとつは1985年10月にスタートした「アッコにおまかせ!」(TBS系)。近年は和田アキ子の失言・暴言・妄言がたびたびSNSで炎上し、「早く終わ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年03月26日 06:45

    「過去20年間、予想してていちばん難しいですね、今年が。今までこんな難しいことは経験がないですね」これは今季の巨人の順位を予想するにあたり、野球解説者の江川卓氏が発した率直な言葉である。なにしろ投打において、不確定要素が多いのだ。YouTu...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年03月26日 11:15

    今季のプロ野球パ・リーグでは、就任5年目の日本ハム・新庄剛志監督が掲げる「ぶっちぎり優勝」に向けて、自信満々だ。開幕カードは敵地でのソフトバンク戦(3月27日・みすほペイペイドーム)。オープン戦では巨人が8年ぶり首位となったが、実は日本ハム...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク