セ・リーグ首位の阪神は8勝10敗と負け越したセ・パ交流戦を終えていまだ首位を保っているが、球団OBの間では、
「リーグ戦再開後は首位から陥落するのではないか」
との声が噴出している。
「西武、楽天との敵地6連戦では逆転負けが多く、悪夢の6連敗を喫した。その間に露呈したのは選手の力不足ではなく、藤川監督自身の力量が足りていないこと。セ・リーグ首位を走っているが、相手が変わればズタボロになってしまう。問題は負のループにチームが入った時に、ストッパーとなりうる采配を振るえないことだと思う」(有力OB)
別のOBもなかなか手厳しい。
「若手監督だからそのまま勝ち進めば波に乗れるが、これから投手に疲れが見えてくる夏場を迎えて、打者が頑張らないといけない時期に差しかかる。打線は水ものなので、いい時と悪い時の差がはっきりしている。そこを埋める人材、采配ができないことが、他球団に知れ渡ってしまった。藤川監督からすれば、見せたくない弱点だったと思いますよ」
その時、どうリカバーするのか、見ものである。