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記事全文を読む→中国富裕層でブーム「クローン猫ビジネス」の残酷実態「性格や知性もコピーします」謳い文句に騙された!
中国で初のクローン猫「Garlic」が誕生したのは、2019年7月である。「製作」したのは、それまでに40匹以上のクローン犬誕生を成功させてきたクローンペット製作会社「北京希諾谷生物科技」(Sinogene)だ。
「Garlic」の飼い主となった中国人男性は、7カ月前にブリティッシュ・ショートヘアの愛猫「大蒜」との別れを経験。悲しみに暮れる中、広告で同社を知り、25万元(当時のレートで約370万円)を支払って、生まれ変わった愛猫と対面したというわけである。
そんな中国初のクローン猫誕生から6年。今、中国の富裕層の間では、クローン猫の需要が急拡大しているという。
中国ではひとりっ子政策以降、人口減少に歯止めがかからず、2023年の出生数は902万人と、ピークだった2016年の1786万人から7年間で約半分に減少。
一方で年々、増加の一途を辿るのがペット数で、あるシンクタンクの調査によれば、2024年の中国におけるペット数は、4歳未満の子供の数を大幅に上回り、都市部住民ではなんと、8人に1人がペットを飼っている計算になる、とされている。
ペットの寿命は人間のそれに比べ、かなり短い。だが十数年も寝食をともにしていれば、家族同然だ。そんな「家族」が亡くなった後の喪失感は計り知れない。
クローンを作るためには、元となる動物の皮膚サンプルを採取後、メスの卵細胞から核を取り除き、元の動物のDNAを含む細胞核に入れ、その後、代理母へ移植することになる。
だが、代理母は必要以上の苦痛を強いられるため、途中で亡くなるケースがある。動物愛護活動家の間からは「倫理を逸脱した虐待」との声は少なくない。
加えて大方のクローン製作会社は「特殊技術で外見だけでなく、性格や知性もコピーします」などと謳ってはいるが、実際に誕生したクローンは性格が真逆だったり、飼い主に全く懐かない、といったトラブルが続出。クローン技術の歴史が浅いこともあり、全てが成功するはずはないのだが、コピーを作るために尊い命を犠牲にすることに、いまだ賛否があるのは事実だ。
「中国ペット健康消費白書」によれば、2022年に約3117億元だったペット消費市場規模は、翌2023年には3924億元まで拡大。この数字に背中を押された中国の科学者らは、犬や猫のクローン化が可能なら、ゆくゆくはパンダにも応用できるとして、研究に取り組んでいる。
とはいえ、そこには倫理性や、年齢を経る中での様々な影響など、クリアできていない問題は山積みだ。大枚をはたいて作ってもらったはいいが、以前の猫のように懐かないのでいらなくなった、などということにならないか…。
(灯倫太郎)
アサ芸チョイス
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