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記事全文を読む→「ねこ百態」のひとつ「イカ耳」になるのはどんな時か徹底検証してみてわかったこと
猫を飼っていると、猫に関する情報、データなどをチェックする機会は多いが、これだけ飼う人が増えて情報が氾濫しているのに、意外にわからないことが多いのに驚く。ひと言でいうならば、猫は謎の生き物だ。
ここ1年ほどで初めて知った「イカ耳」という言葉がある。猫は普通にしている時は、耳の穴をこちらに向けて立てている。それが耳を横に伏せる感じでピーンと張っている時がある。その姿がイカのエンペラを想起させる、ということのようだ。
我が家には猫3兄弟がいる。写真の猫は真ん中の男の子だが、右だけがイカ耳になっている。左は普通の状態だ。この時の状況を思い起こすと、夕方のご飯まで3時間ほどあり、まだ腹ペコではない時間帯。気分的にはフラットで、階段下でまったりしている状態ではなかろうか。
猫がイカ耳になる時は警戒心があったり、恐怖を感じた時、不満や怒りがある時といわれる。感覚的には何か新しい発見があった時、ビックリした時、大きな物音がした時、不満が溜まっている時、そんな状態の時が多いように思うのだ。
となると、この時はそのどれにも当てはまらない。なぜイカ耳になったのか、なぜ片方だけがイカ耳なのか、わからない。
長兄猫はわかりやすい。とにかく食いしん坊なので缶詰、カリカリのほかに1日に3、4本は「ちゅ~るを」食べないと気が済まない。できるだけ本数を減らそうとしているので、2本目以降は食べたがってもあげないでじらすと、こちらをジッと見ながら徐々に怖い顔に。「ニャー」と声を出した時に、ようやくあげるようにしている。
この時、リビングのテーブル脇の低い台に乗って、身を乗り出すようにしてせがむことがあるが、さらにじらすとイカ耳になっている。おそらく不満の表れなのではないか。ところが、それを床でやる場合は、ほとんどイカ耳にならない。その差が何なのかはわからない。
それから他の猫にちょっかいを出された時に、イカ耳になることがある。これは怒りの表現だろう。これからお前らをやっつけるぞと、自らを奮い立たせているシグナルかもしれない。
一方で、末弟猫はハッキリしない。イカ耳になるタイミングがわからないのだ。まだ3歳で情緒が安定していないせいだろうか。たまたま見たらイカ耳になっていた、ということが多い。イカ耳というよりはむしろ、ピーンと縦に立てていることが多いような気がする。
イカ耳は猫の百態のひとつだが、いまだ未解明ということなのだろうか。
(峯田淳/コラムニスト)
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