スポーツ
Posted on 2025年07月26日 15:00

16年目でJ1昇格…ファジアーノ岡山「アイドルより凄いチケット争奪戦」と「新スタジアム」建設費問題

2025年07月26日 15:00

 地元では「アイドルのコンサートチケットよりも入手困難」と言われているのが、ファジアーノ岡山のホームゲームだ。2009年にJリーグに加盟し、16年目の今年、初めてJ1に昇格した。

 年明け早々にシーズンパスが完売すると、一般チケットも開幕戦からホームエリアは即完売。毎回、争奪戦が繰り広げられている。こうしたブームの到来は、J1初挑戦だけが理由ではない。サッカーライターが岡山の魅力を語る。

「現在(7月25日時点)は12位に甘んじていますけど、サンフレッチェ広島や鹿島アントラーズ、京都サンガといった優勝争いをしているクラブにから白星を挙げ、一時は4位まで順位を上げています。献身的なハードワークで走り続け、攻撃はファンタジスタのMF江坂任が展開を作り、FWルカオは相手を吹き飛ばす重戦車ドリブルで仕掛ける。守備はGKスベンド・ブローダーセンを中心にゴールに鍵をかけているので、初めて見るでもわかりやすく、思わずハマるんです」

 7月に行われた東アジアE-1選手権に出場したMF佐藤龍之介は、岡山で初めて日本代表に選出された。そんなスター選手も誕生しており、熱狂の余波はホームのJEF晴れの国スタジアムの最寄り駅である、JR岡山駅周辺でも見られた。

 隣接する商業施設「さんすて岡山」がバックアップして、7月5日に行われた広島との「中国ダービー」では、特別プロモーションを大々的に展開。対戦相手のチームカラーにちなんだお土産を紹介するなど、ファンを飽きさせないサービスを提供している。

「J1昇格により岡山県内にもたらす経済波及効果は年間54億円になると、日本政策投資銀行岡山事務所が試算を公表しています。J2時代から約23億円の増加でウハウハに思えますが、課題はスタジアム。収容人数が2万人なので、見たくても見られないお客さんを取りこぼしているのは明らかです。6月に『新スタジアムの整備を推進する会』が立ち上がり、7月24日には約1カ月で10万人以上の署名が集まりました。クラブの森井悠社長は岡山県議会の議員団に、現状を訴えています」(前出・サッカーライター)

 とはいえ、新スタジアムの建設には莫大な費用がかかる。「一過性のブーム」として慎重論も出ているだけに、後半戦も反対派を納得させる「岡山劇場」を見せてほしいものだ。

(海原牧人)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク