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記事全文を読む→16年目でJ1昇格…ファジアーノ岡山「アイドルより凄いチケット争奪戦」と「新スタジアム」建設費問題
地元では「アイドルのコンサートチケットよりも入手困難」と言われているのが、ファジアーノ岡山のホームゲームだ。2009年にJリーグに加盟し、16年目の今年、初めてJ1に昇格した。
年明け早々にシーズンパスが完売すると、一般チケットも開幕戦からホームエリアは即完売。毎回、争奪戦が繰り広げられている。こうしたブームの到来は、J1初挑戦だけが理由ではない。サッカーライターが岡山の魅力を語る。
「現在(7月25日時点)は12位に甘んじていますけど、サンフレッチェ広島や鹿島アントラーズ、京都サンガといった優勝争いをしているクラブにから白星を挙げ、一時は4位まで順位を上げています。献身的なハードワークで走り続け、攻撃はファンタジスタのMF江坂任が展開を作り、FWルカオは相手を吹き飛ばす重戦車ドリブルで仕掛ける。守備はGKスベンド・ブローダーセンを中心にゴールに鍵をかけているので、初めて見るでもわかりやすく、思わずハマるんです」
7月に行われた東アジアE-1選手権に出場したMF佐藤龍之介は、岡山で初めて日本代表に選出された。そんなスター選手も誕生しており、熱狂の余波はホームのJEF晴れの国スタジアムの最寄り駅である、JR岡山駅周辺でも見られた。
隣接する商業施設「さんすて岡山」がバックアップして、7月5日に行われた広島との「中国ダービー」では、特別プロモーションを大々的に展開。対戦相手のチームカラーにちなんだお土産を紹介するなど、ファンを飽きさせないサービスを提供している。
「J1昇格により岡山県内にもたらす経済波及効果は年間54億円になると、日本政策投資銀行岡山事務所が試算を公表しています。J2時代から約23億円の増加でウハウハに思えますが、課題はスタジアム。収容人数が2万人なので、見たくても見られないお客さんを取りこぼしているのは明らかです。6月に『新スタジアムの整備を推進する会』が立ち上がり、7月24日には約1カ月で10万人以上の署名が集まりました。クラブの森井悠社長は岡山県議会の議員団に、現状を訴えています」(前出・サッカーライター)
とはいえ、新スタジアムの建設には莫大な費用がかかる。「一過性のブーム」として慎重論も出ているだけに、後半戦も反対派を納得させる「岡山劇場」を見せてほしいものだ。
(海原牧人)
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