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名越 金総書記体制で唯一の懸念は、彼の健康問題でしょうか。身長165センチで体重は140キロ以上。かなりのメタボです。
五味 母親が亡くなったのは51歳ですし、父親が脳出血で死んだのも69歳。彼も40代ですから不安は感じているはずです。
名越 娘の主愛を公の場に同行させるのも、権力移譲を意識しているのでしょうか。
五味 十分にあり得ます。韓国でパク・クネ大統領が誕生した時「朝鮮も女性をもっと多用しなければいけない」と言ったほど、彼はフェミニストです。それは母親を最後まで公の場で紹介できなかったことの裏返しでもあるのでしょう。
名越 金総書記は、南北統一も放棄したと言われています。
五味 祖父や父親と違う行動をするのは、母親への愛情と父親への反発があるのかもしれません。
名越 ところで、アメリカは北朝鮮と今後どう向き合うことになりますか。
五味 もともと、トランプ大統領と金総書記の関係は良好でした。イランは攻撃しましたが、北朝鮮は核弾頭を50以上保有しているわけですから、安易に手は出せないでしょう。
名越 日本としてはレジームチェンジ(体制転換)が起きて、その機に核を撤去できるのがベストですけど、それが難しいとすると、現実路線でいくしかないですね。あと、拉致被害者をこれ以上返す気はあると思いますか。
五味 意識しているのは確かです。少なくとも、日本との関係を悪くしたいと考えているとは思えません。
名越 何しろ母親の生まれ故郷ですからね。
五味 実はこの本を書いた狙いの1つはそこです。金総書記が読んで、自身と日本との関係が非常に深いことを知れば、日朝関係も改善に向かうのではないかと期待しています。
名越 母親の出身地である大阪を含め、金正恩は日本を核ミサイルで狙わないかもしれませんね。
五味 高容姫の両親のルーツである済州島も安全だと韓国人は考えているらしいです。
名越 金総書記にもぜひ、本書を読んでほしいです。
ゲスト:五味洋治(ごみ・ようじ)1958年、長野県生まれ。82年早稲田大学第一文学部卒。83年中日新聞入社、川崎支局、社会部、政治部を経て97年、韓国・延世大学に語学留学。99~02年ソウル支局、03~06年中国総局。08~09年、フルブライト交換留学生として米・ジョージタウン大学に客員研究員として在籍。その後23年まで東京新聞論説委員として勤務し退社。現在はジャーナリストとして活動
聞き手:名越健郎(なごし・けんろう)拓殖大学客員教授。1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社。モスクワ支局長、ワシントン支局長、外信部長などを経て退職。拓殖大学海外事情研究所教授を経て現職。ロシアに精通し、ロシア政治ウオッチャーとして活躍する。著書に「独裁者プーチン」(文春新書)など。
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