名越この本の中で小泉さんは「軍事的価値があるからロシアは北方領土を返さないという従来の見方では説明しきれない問題がある」と指摘されています。小泉もちろん、軍事的価値がゼロとは言いません。ただロシアは、軍事の上に政治がくる国です。論理では説明...
記事全文を読む→名越健郎
名越国後島は立派な温泉もあって、実に魅力的な場所ですね。小泉択捉島にある石灰岩でできた白い海岸などは他にない風景ですし、天然記念物の白いヒグマもいるようです。名越住民も素朴な人が多い気がしました。ソ連時代の名残で中央アジア系、チェチェン人も...
記事全文を読む→「北方領土を知るための63章」名越健郎・小泉 悠・編集・著 他3名/2640円・明石書店停滞している「北方領土問題」で高市首相が解決に向けて取り組む決意を示したが、はたしてうまくいくのか?東大准教授でロシアの軍事・安全保障の専門家の小泉悠氏...
記事全文を読む→名越僕はこの戦争を「プーチンのプーチンによるプーチンのための戦争」と書いたことがあります。プーチンが生きているかぎり、終わりは見えないのでしょうか。古川戦況は変わってきていますし、トランプ氏が大統領になって以降、外国からの支援の環境も変わり...
記事全文を読む→名越太平洋戦争は終戦まで3年9カ月かかりましたが、ウクライナ戦争も11月24日で3年9カ月経ちます。今の状況は本を書かれた時点(23年8月刊)から変わっていますか?古川ドローンやミサイルによる無差別攻撃がひどくなっていて、犠牲者が増えていま...
記事全文を読む→「ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録」古川英治/1760円・KADOKAWA今もロシアによる攻撃が続くウクライナ。この戦争に終わりはあるのか。新聞社を退社し、ウクライナ人の妻とともに首都キーウに移り住んだジャーナリストの古川英治氏が、懸...
記事全文を読む→名越公安調査庁などを統合して、諜報専門の組織を作ったほうがいいのでは?稲村まず、違法行為も含む諜報という用語は適切ではありません。対外情報活動と置き換えた場合、防衛省、警察、公安調査庁では、それぞれ目的とする情報や対処法が違い、教育水準も違...
記事全文を読む→名越今年の2月、中国籍の元主任研究員が「産業技術総合研究所」の研究データを中国企業に漏洩して、有罪判決になりました。中国による諜報活動の実情を教えてください。稲村「警察白書」によると、戦後日本で立件され、対日有害活動と認定された事件はわずか...
記事全文を読む→「謀略の技術 スパイが実践する篭絡(ヒュミント)の手法」稲村悠/1155円・中公新書ラクレ世界各国で機密を巡る情報戦が激化する中、「人的諜報手段」こそ最も効果的な手法だと指摘するのは、元公安捜査官の稲村悠氏。日本の諜報活動の実態はどうなって...
記事全文を読む→名越新党結成も想定していますか。泉新党結成を期待されたり、一緒にやらないかと声をかけてもらうこともありますが、その時の政治状況を踏まえて判断していくしかないと考えています。政策を大きく転換していくことは簡単ではありません。名越最終的には与党...
記事全文を読む→名越泉さんは明石市長時代(11年~23年)、市政の改革が全国的に注目されました。改革の結果、明石市の人口も増えたと聞きます。どんな政策を実行されたのですか。泉最も力を入れたのが子育て支援です。医療費は高校卒業まで無料ですし、給食費、おむつ代...
記事全文を読む→勝ちにいく覚悟泉房穂/1100円・講談社+α新書政治への熱い思いを抱き、明石市長として「子育て支援」をはじめとする市民目線の改革で全国の注目を集めた泉房穂氏。参議院議員となった今、国民の幸せや停滞が続く日本経済を救うには「政治家の覚悟と決断...
記事全文を読む→名越日本でも「排外主義」が強まっていますけど、これからの日中関係はどうなると思いますか?近藤基本的に「凹凸関係」だと私は思っています。お互いにないものを相手が持っている。例えば今、中国では就職にあぶれた何千万人という若者がいるわけです。一方...
記事全文を読む→名越近藤さんは講談社で部下が全員中国人という、北京の副社長を経験され、これまでに中国関連の著書を37冊も執筆されています。本書は中国人の思考や行動原理が非常にわかりやすく書かれていて、とてもおもしろかったです。近藤ありがとうございます。日本...
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