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記事全文を読む→ホントーク〈近藤大介×名越健郎〉(3)地方で急増する中国資本の質屋
名越 日本でも「排外主義」が強まっていますけど、これからの日中関係はどうなると思いますか?
近藤 基本的に「凹凸関係」だと私は思っています。お互いにないものを相手が持っている。例えば今、中国では就職にあぶれた何千万人という若者がいるわけです。一方、日本は少子高齢化で人手不足ですよね。日本には彼らを受け入れる余地があるわけです。
名越 具体的には?
近藤 今、地方では空き家がすごく問題になっていますけど、中国人が買ってくれます。地方に出店が増えている巨大な質屋は、客も店員も中国人です。日本人がいらなくなった親の遺品や家具、中古ピアノなども全部中国人が買っています。しかも、これが結構いい値で買ってくれるんです。
名越 お互いウィン・ウィンで、うまく利用するということですね。
近藤 そうです。加えて、私は若い人にすごく期待しています。学生たちを見ていると、言葉が通じなくてもスマホの自動通訳を使って交流しています。好みのアニメやゲームも同じです。初めて言葉や文化の垣根を超え、国家を後ろに背負わず交流できているので、若者たちはいい関係が築けるのではと思います。
名越 ただ、ロシアもそうですけど、中国のナショナリズムが火を噴いたら、手がつけられないでしょう。最後に、中国人とは何の話をすれば親しくなれるのか、アドバイスをいただけますか?
近藤 それはグルメと金儲けの話です。中華も和食も好きという食いしん坊が多い。お金の話は「中国の株、どうですか?」とか、投資の話は大好きですよ。
名越 そうなんですね。中国人への理解がだいぶ深まりました。
ゲスト:近藤大介(こんどう・だいすけ)1965年生まれ。埼玉県立浦和高校、東京大学卒。国際情報学修士。講談社入社。講談社北京副社長を経て、講談社「現代ビジネス」編集次長。08年より明治大学国際日本学部講師(東アジア国際関係論)を兼任。19年「ファーウェイと米中5G戦争」で国際アジア共同体学会岡倉天心記念賞最優秀賞を受賞。
聞き手:名越健郎(なごし・けんろう)拓殖大学特任教授。1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社。モスクワ支局長、ワシントン支局長、外信部長などを経て退職。拓殖大学海外事情研究所教授を経て現職。ロシアに精通し、ロシア政治ウオッチャーとして活躍する。著書に「秘密資金の戦後政党史」(新潮選書)など。
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