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記事全文を読む→クロちゃん「泥酔ドッキリ企画」でまさかの感動&号泣!浜田雅功も目を真っ赤に腫らした「三途の川の嗚咽」
よもやクロちゃんに泣かされる日が来るとは、思いもしなかった。
ドッキリ企画の延長で、クロちゃんが恋人のリチと破局する様子を放送した際に「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のクロちゃん企画が苦手、といった趣旨のことを書いたが、どんなに人格が破綻していても、見た目が「キモイ」としても、部屋が汚くても、平気で嘘をつくとしても、その人を陰から覗いて嘲笑するような企画は、あまり気分がいいものではない。
その「水曜日のダウンタウン」7月30日の放送は「クロちゃん、寝て起きたら川のほとりにいてその向こう岸に亡くなった父親がいたら、死の淵にいるかと思う説」だった。前週の放送終わりに告知をチラッと見た際に「亡くなった身内までネタにしたら、いよいよダメだろう」と思ったが、なんだかんだと見てみることに。
いつものように泥酔して爆睡モードのクロちゃんを(こうなったらクロちゃんは、何があっても絶対に起きないのは周知のこと)、東京都あきる野市の秋川渓谷へ搬送。ご丁寧に彼岸花や賽の河原の石を設置し、スモークまで焚いて再現された「三途の川」の河原で目が覚めると、そこには1年半前に亡くなったクロちゃんのお父さんがいて…という内容だ。
ちなみに「お父さん」は、骨格の似た人に、特殊技術でそっくりに作られたマスクを被せ、声は生前に番組出演した際の映像から音声を解析し、データ作成して再現していた。
目が覚めてすぐ、事態を飲み込めない様子のクロちゃんだったが、「亡き父」の姿を見た途端に号泣。「お父さん!」と叫び、濡れるのも厭わず川の中を歩き進み、生前に伝えられなかった、父への感謝の言葉を心から発し、自分の不甲斐なさを嗚咽しながら詫びた。
そんなクロちゃんの姿は、ワイプの中でニヤニヤしていた浜田雅功をはじめとする、スタジオの出演者たちの目を赤く腫らすことに。私も耐えられずに、泣いてしまった。
最後の最後にクロちゃんがゲロを吐いて終わるという、いかにも「らしい」締め方ではあったが、まさかクロちゃんに、これほどまでに感動させられるとは…。
で、ふと思い出したのが、2002年4月から同年9月までの短期間に放送された「マスクマン!」(日本テレビ系)の「異人たちとの夏」という企画。中でも「神回」と称えられ、2022年に日本テレビのTVerオリジナルコンテンツ「神回だけ見せます!」でも取り上げられた、漫画家の蛭子能収が、亡くなった奥さんと対話した回だ。
普段のあの飄々として「ギャンブル好きなダメ人間」な雰囲気がプンプンする蛭子さんが、死別した奥さんとの再会に涙を流しながら、穏やかな表情で会話する姿。この時も号泣しながら見たのだった。再現された奥さんのCGは、今の技術と比べれば明らかに粗が目立つし、声もボイスチェンジャーでトーンを変える程度だったが、記憶に残る神回だった。
それにしても蛭子さんといいクロちゃんといい、サイコパスっぽい言動の人たちのヒューマンな場面を見せられると一転、すごくいい人に思えてくるから不思議だ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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