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記事全文を読む→【水ダウ】あまりに悪趣味だった「クロちゃん破局」プロポーズ失敗の一部始終公開
ウエストランドの井口浩之が、自身の背の低さや歯並びの悪さをイジられるたびに「なんで僕だけルッキズム無視なんですか!」と不満を口にするのを見かける。昨今の風潮として、女性に向かって「ブス」だの「デブ」だの言えないのに、なぜ男性は「チビ」だの「ハゲ」だの「キモイ」だのと言われることが容認されるのだろう。不思議でならない。
「水曜日のダウンタウン」(TBS系)におけるクロちゃん(安田大サーカス)の扱いも、そういう意味から嫌悪感を覚える。クロちゃんの性格や言動が、いわゆる「一般的な感覚」からズレた部分が多いことはわかる。ただ、そんなクロちゃんの姿を隠し撮りし、その映像をスタジオで見る芸人やタレントが「キモい」とか「最低」と言うのが許されるのはなぜなのか。
その「水曜日のダウンタウン」で、1月8日から2週にわたって「新春クロちゃんリアル人生すごろく」なる企画があった。「クロちゃん本人に気付かれないように、日常生活で1~6の数字を選ばせ、止まったマスの出来事が実際にクロちゃんの身に降りかかる」という内容で、いつものように、クロちゃんの日常が映し出される。
現金を無造作に箪笥に突っ込んでいたり、帰宅後に即、ハダカになって股間を掻いた指の匂いを嗅いだり、鼻クソを食べたり…。理解できない行動の数々には面食らうが、むしろそれに対して、みちょぱや藤本美貴といったスタジオゲストらが嘲笑ったり、顔をしかめたりしながら「怖ーい!」「気持ち悪っ!」と口々に言う姿が醜く見えてきて、こちらとしてはちっとも笑えなくなった。
2週目の1月15日放送でなんとかゴールしたものの、そのマスには「プロポーズ?」と書かれていた。で、番組内の企画で交際が始まったリチに「プロポーズをするか、しないか」をクロちゃんに決めてもらう流れに。
そして1月22日の放送を迎える。意を決したクロちゃんが、164万円のダイヤの指輪を現ナマで購入し、思い出の場所にリチを呼び出して、いざプロポーズ!
長々と自分の想いを語ったクロちゃんがひざまづき、指輪を差し出して、
「僕と結婚してください!」
と叫ぶと、大粒の涙を流すリチだったが、なぜかその表情は複雑。不穏な空気が流れる中、
「クロちゃん、ありがとう。でも結婚できないです」
まさかの返事である。これには当のクロちゃんも、スタジオのゲストらも呆気にとられたが、その後、リチが結婚を受け入れられないどころか、別れを伝える決意でこの場に来たことを明かし、さらに騒然とした。その理由をひとことで言うならば、クロちゃんのモラハラだ。
「クロちゃんは私のことを(付き合っていた)2年間、1回も対等に見てくれなくて。ずっと『下に見られてるな』と思いながら2年間、過ごしてきた」
そんなリチの告白を受け入れられず、声を荒らげ、泣いてすがりつき、それでもダメとわかると罵倒し始めるクロちゃん。その姿は確かに醜い。ただ、これをバラエティー番組で流すのはどうなのだろう。
結局、2人は破局した。番組で生まれたカップルだから、その最後も見届ける、なんて大義名分を掲げていたが、あまりに悪趣味が過ぎるのではなかろうか。
こういう気分になるから、「水ダウ」のクロちゃん企画は、個人的に好きになれなかったのだと、改めて認識した3週間だった。
(堀江南/テレビソムリエ)
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