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記事全文を読む→広陵高校「暴力騒動」にこの教訓は生かされたか…高校野球関係者が知っておくべき「強豪校で起きた悲惨な死亡事件」
大会期間中の出場辞退という異例の事態となった、夏の高校野球甲子園大会。広陵高校(広島)の辞退により、8月14日に2回戦で対戦予定だった津田学園(三重)は不戦勝となった。
今年1月に複数の野球部員が下級生に暴力を振るったとされる事案が、保護者とみられる人物のSNS投稿をきっかけに明らかに。その後の大騒動は周知の通りだろう。
「広陵はなんとか1回戦を勝ち上がったものの、加害者とされる4人の実名がネット上に流れ、知れ渡ってしまった。1回戦ではそのうち3人がスタメンで、1人が途中出場。1回戦を終えてから騒動は拡大する一方で、加害者とされる生徒たちのメンタルが限界を迎えてしまったのでは」(スポーツ紙記者)
これまでの報道などによると、1月の案件の被害者生徒は暴力にたえかねて、野球部の寮から2回、脱走。結局、寮には戻らずに退部し、転校してしまった。脱走した際、川に身を投げて命を絶つことを考えるほど、追い込まれていたという。
「被害者がなんとか思いとどまったからこの程度の騒動で済んだが、高校野球に関わる全ての関係者は、14年前に起こった強豪校での悲劇を胸に刻むべきでしょう。このままだと、また同じような悲劇が起こりかねない」(前出・スポーツ紙記者)
その悲劇とは、2011年12月に青森の強豪、青森山田高校の野球部寮で発生した、傷害致死事件だ。
12月18日の深夜、野球部の1年生部員が学校敷地内にある野球部寮内で、2年生部員に背中を殴打されて死亡。1年生の部員らが寮の消灯時間が過ぎた後になって、焼肉をしていたことに腹を立てた2年生部員が、暴行を加えたとされる。
学校側は「いじめはなかったと認識している」と説明したが、事件から2日後の12月20日、秋の東北地区大会でベスト4となった野球部の、春の甲子園への推薦を辞退。加害者は翌年1月に書類送検され、2月に自主退学した。
その後、被害者の遺族は学校に対して損害賠償を求めて提訴し、加害者を傷害致死容疑で刑事告訴。訴訟は和解が成立し、加害者には少年審判で保護観察処分の決定がなされた。
事件後の青森山田は2017年、8年ぶりに夏の甲子園に出場。7年ぶりの出場となった昨年は、ベスト4に入った。
汚名を残して甲子園を去った広陵は、どのようにして「再生の道」を歩むのか。
(高木光一)
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