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記事全文を読む→水道橋博士「たけしさんとの絆は生きる糧」/テリー伊藤対談(3)
テリー ちょっと話は変わるけど、今、玉ちゃん(玉袋筋太郎)とはどうなってるの?
博士 去年一緒にライブやって。また漫才をやるのは2年後ですね。
テリー 何で2年後なの?
博士 まぁお互いに65歳、60歳になったらやりましょうと。浅草キッドの漫才って大変ですからね。30分以上の漫才を、ものすごく練習してやってるから。
テリー 漫才って、ものすごく練習するの?
博士 僕らはしてました。高田(文夫)先生が主催する「高田笑学校」が3カ月に1回あって、僕らは「本場所」って呼んでましたけど、そこに名だたる賞レースで優勝したレジェンド芸人をゲストに迎えて、必ず僕らがトリだったので。あれは一度も負けられない横綱相撲だったんですよ。それも全部新ネタでね。
テリー そうか。そうすると博士は今、何をやってるの?
博士 今は自分で企画したライブをたくさんやってますね。そういうのは全部テリーさんに教わったことですよ。元々は「(天才・たけしの)元気が出るテレビ!!」の現場にダンカンさんの付き人で行くようになって。それで自分で台本を書いて、キャスティングして、お金も全部自分で動かしていくという。今、ライブは配信ができるじゃないですか。けっこう食べていけるんですよ。
テリー どのぐらいの収入になるの?
博士 1回のライブで100万円以上になることもありますよ。だから、当たるライブは、ギャラ的にはテレビに出るよりも全然いいですね。
テリー それはそれでおもしろいね。
博士 あとは今、40歳下の子と「14歳」という漫才コンビを組んで。新人コント大会とかに「博士だったらゲストで出てください」って言われるんですけど、「審査される側で出させてください」って言って。そういうところで今まで3回ぐらい漫才やってますね。
テリー へぇ、いいじゃん。おもしろいね。
博士 めちゃめちゃドキドキしますよ。
テリー そうだよね。本業のステージだもんね。
博士 「浅草キッドの水道橋博士だからすごいだろう」って、芸人たちも見に来るし。そんなにうまくいかないですね。ボケをやってるんですけど、そうすると、うちの相棒(玉袋)のボケの素晴らしさがわかるというね。ああいうホームランは玉袋だから打てたんだと。
テリー 玉ちゃんは天才だからね。2年後とか言わずに、もっとちょくちょくやればいいのに。
博士 できないですね。そこはやっぱり向こうの考えもあるから。
テリー そうなんだ。これからは博士は何を目指すの?
博士 そうですね。まあ書きたいことはたくさんあって、評伝みたいなものはたくさん書くでしょうね。最終的にはたけしさんを書くだろうし。
テリー 今、たけしさんとはどうなってるの?
博士 僕は年に数回は会ってますよ。「一緒にライブやってください」っていう話もするし。議員を辞める時も「一度来い」って言われて、「行けません」って言ったんですよ。「合わせる顔がないですから」って。でも、「いいから来い」って言われて、行ったんですけど。
テリー 何を話したの?
博士 すっごいバカ話です。「辞める時どうだった」とか「気持ちはどうだったんだ」とかじゃないんですよ。とにかく昔話しかしない。
テリー ああ。たけしさんらしいね。
博士 ほんとですね。それはすごく心強いというか。僕なんか師匠がたけしさんじゃなければ、芸人になってない人間なんで。だから、いまだにその絆があるのは、自分の中で生きる糧だなと思いますよ。
ゲスト:水道橋博士(すいどうばしはかせ)1962年、岡山県生まれ。1987年、「浅草キッド」結成。1992年、「浅草橋ヤング用品店」(テレビ東京系)で人気に。以降、テレビやラジオ、また執筆活動でも活躍。主な著書に「藝人春秋」シリーズ(文藝春秋)、「博士の異常な健康」「筋肉バカの壁」(共にアスペクト)など。浅草キッド名義で出版した「お笑い男の星座2」(文春文庫)は大宅壮一ノンフィクション賞にノミネートされ、ルポライターとしても評価を受ける。2022年、参議院議員選挙比例区に「れいわ新選組」から立候補し、初当選。同年、鬱病の再発に伴い休職し、翌年1月に議員辞職。同年7月より仕事復帰。現在、参院選に密着したドキュメント映画「選挙と鬱」公開中。
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