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記事全文を読む→小沢仁志「若山富三郎さんが『食え』『食え』」/テリー伊藤対談(3)
テリー 若山富三郎さんについても書かれてますけど、若山さんはどんな方だったんですか。
小沢 あの人は怖いですよ。たぶん、「役者の中で誰が一番ケンカ強いか」って聞いたら、先輩もみんな「富さんだ」って言うと思う。
テリー どんなふうに怖いんですか。
小沢 初めて会ったのは太秦ですけど、ちょうど入れ違いで。俺が着いたら若山さんが帰るところだったんですよ。そしたら、プロデューサーに「何やってるんだ、お前も並べ!」って言われて。全然別の撮影で行ったんですけど。で、みんなでタクシーのところに横並びになって「先生、お疲れさまでしたー!」。
テリー コントみたいですね(笑)。
小沢 すごいですよ。3時間ドラマの「犬神家の一族」で一度共演したんですけど、出番前にメイクしてたら、またプロデューサーが来て、「何でこんなところにいるんだ。先生に挨拶に行かなきゃダメだろう」って言うんですよ。で、行ったら、若山さんの楽屋前にすごい列ができてる。
テリー へぇ〜。
小沢 そしたら、俺の前の女優さんが、「先生、失礼します」って膝ついて挨拶してるんですよ、和室だから。で、俺は「女性だからそういう挨拶なんだろう」と思って、立ったまま「失礼します」って入ったら、取り巻きの連中に「お前、何、偉そうに立って入ってくるんだ!」ってニラまれて。意味わかんないから、「はぁ?」ってなるじゃないですか。
テリー そうですよね。
小沢 で、撮影が始まって、若山さんの臨終のシーンをワンカットだけ撮ったら、今度はスタッフが「若山さんが呼んでる」って言うわけですよ。で、行ったら「おい、座れ」って言われて。座ったら目の前におはぎが山のようにあるんです。
テリー おはぎ?
小沢 ええ。若山さん、おはぎ大好きなんですよ。で、「食え」って言われて、「うまいです」って言ったら、また「食え」って。それで5個食ったんです。俺、そんなに甘いもの好きじゃないのに。しかも、その間ずっと無言ですよ。で、5個食ったら、「(部屋から出て)行け」って。
テリー アハハハ、何だろう。ちょっとしたイジメですよね(笑)。
小沢 そうですね。いまだにあれは何だったのか、謎ですね。
テリー 逆に高倉健さんのことは「謙虚さは最大の暴力」だと。
小沢 いや、でも、ほんとにそうですよ。だって、「どうも高倉健です、初めまして」って深々と頭を下げるわけですよ。そんなことされたら俺、それ以上に頭下げないとダメじゃないですか。でも俺、めっちゃ体硬いんです。で、もうモモ裏がピリピリするぐらい頭下げてるのに、健さんの頭が上がる気配がまったくない。
テリー イヤだなぁ。健さんに頭下げられたら、こっちはもう土下座しかないですよね。
小沢 それが一番楽だと思います。で、やっと健さんの頭が上がったんで、俺も上げたら「大丈夫? キミ汗かいてるよ」って。「そりゃそうだろう。モモ裏が痛ぇんだよ!」と思いながら、「はい」って(笑)。
テリー アハハハハハ。
小沢 でもね、ほんとにすごいですよ。当時の(東映京都撮影所の)俳優会館の控室って小さい個室がつながってるんです。で、健さんや吉永(小百合)さんって滅多に来ないんですけど、何年ぶりかに健さんが来ることになったら、5部屋の壁を全部ぶち抜いて1部屋にしてるんです。
テリー ええっ、すごいなぁ。
小沢 昔の太秦は階段を上がると、最初の部屋が健さんで、その隣が吉永さん。いつ来るかわからないけど、毎日掃除して、その部屋は誰も使わなかったですね。
テリー スターが本当にスター然としていて、いい時代ですよね。
小沢 その魅力が「映画人」ですよ。今はもうこぢんまりして、「芸能人」の括りに入っちゃってますけど。先輩たちは、よく「映画人と芸能人は違う」って言ってました。だから、俺も道で「芸能人の方ですよね」って言われたら、「違います」って言います(笑)。「役者さんですよね」だったら「はい」って言いますけど。そこは、こだわりがありますね。
ゲスト:小沢仁志(おざわ・ひとし)1962年、東京都生まれ。1983年「太陽にほえろ! 」(日本テレビ系)でデビュー。翌年の「スクール☆ウォーズ」(TBS系)や映画「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズで存在感を示す。その他の主な出演作に北野武監督「3-4X10月」、TBSドラマ「ずっとあなたが好きだった」、阪本順治監督「新・仁義なき戦い。」、NHK大河ドラマ「八重の桜」など。また1995年に映画「SCORE」で初プロデュースを務めると、以降も映画製作に積極的に関わる。2021年、59歳の誕生日に開設したYouTube「笑う小沢と怒れる仁志」はチャンネル登録者数32万超の人気コンテンツに。最新著書「波乱を愛す」(KADOKAWA)発売中。
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