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記事全文を読む→防衛省の次世代潜水艦議論からまさかの展開!Xで艦名候補「やまと」が急浮上
日本の防衛政策をめぐる議論が、思わぬ形でネットの盛り上がりにつながっている。きっかけとなったのは、防衛省が設置した「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」が9月19日に取りまとめ、木原稔防衛相に提出した報告書だ。ここでは海上自衛隊が検討する最新鋭潜水艦について、「従来の例にとらわれることなく、次世代の動力を活用することの検討も含め、必要な研究を進め、技術開発を行っていくべき」と提言された。
この「次世代の動力」とは、小型原子炉を想定した原子力潜水艦を意味するとみられている。長距離ミサイルを搭載し、長期間にわたり潜航できる性能を考えれば、原子力推進は理にかなう。しかし実際に導入となれば、憲法解釈や原子力の平和利用原則との整合性が避けて通れない大論争を呼ぶことは間違いない。
一方で、このニュースをきっかけにXでは「もし日本が原潜を持つなら艦名は?」という話題が広がり、仮想の「艦名公募大会」が自然発生した。数ある候補の中で圧倒的な支持を集めたのが「やまと」である。
背景には、かわぐちかいじ原作の人気漫画「沈黙の艦隊」がある。同作では、原子力潜水艦を独立戦闘国家「やまと」と見立て、艦長・海江田四郎が世界を相手に駆け引きを繰り広げる。潜水艦を「国家」にまで格上げした大胆な設定は読者に強烈な印象を残し、今なお根強い人気を誇る。9月26日からは新作映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」が公開されることもあり、「やまと」という艦名がタイムリーに注目を集めた。さらに、かつての戦艦大和の歴史的イメージも重なり、多くの人に共感を呼んだと考えられる。
実は海上自衛隊の艦艇には、防衛省が定めた命名規則が存在する。潜水艦には「うずしお」「そうりゅう」「たいげい」のように、潮の流れや龍、鯨といった海や自然に由来する名が一貫して用いられてきた。護衛艦には山や気象にちなんだ名が多く、航空機には風や星の名が与えられる。これらはいずれも旧海軍の伝統を継承した体系であり、もし将来、原子力潜水艦が導入されるようなことになれば、この枠組みの中でどのような艦名が選ばれるのか、マニアの間で関心を集めそうだ。
防衛政策のニュースと映画「沈黙の艦隊」の話題が重なり、盛り上がりを見せた今回の現象は、日本人の安全保障への関心が高まっていることを示しているのかもしれない。
(ケン高田)
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