政治
Posted on 2025年09月25日 17:00

小泉進次郎「総裁選広報班」の牧島かれん衆院議員が指示した「ヤラセ書き込み」「高市早苗コキ下ろし」の大マヌケ

2025年09月25日 17:00

 牧島かれん衆院議員といえば、デジタル担当相を経験し、自民党ではデジタル社会推進本部のサイバーセキュリティーに関するプロジェクトチームの座長として、偽・誤情報問題対策の中心的存在となっていた。今回の総裁選でも偽情報問題対策の責任者だった。
 ところが、その牧島氏の事務所が自民党総裁選で小泉進次郎農水相を持ち上げ、高市早苗前経済安全保障担当相を中傷する書き込みの「指南役」となっていたことが判明したのだ。

「ビジネスエセ保守には負けるな」
「やっぱり仲間がいないと政策は進まないよ」
 小泉選対で「広報班」となっている牧島氏の事務所から陣営に送られた「指示メール」の一部がこれだ。

 これを報じた「週刊文春」によれば、ニコニコ動画で小泉氏に否定的なコメントばかりが並ぶのは避けたいと、「ようやく真打ち登場!」「総裁まちがいなし」などの前向きなコメントを書き込むよう、具体例を挙げている。その中で、この2つは明らかに「異質なコメント」といえる。
 誰がどう読んでも、総裁候補の中で高市氏を指していることは明白だからだ。

 牧島氏は昨年8月、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」Fintech研究所・長瀧俊雄氏のインタビュー取材で、こう語っている。
「スウェーデンでは、有事の際の備えとしてパンフレットが国民に配られていて、デマに惑わされない心を作るという準備までし始めています。一方で日本は、災害時にSNSにはびこる『ライオンが動物園から逃げた』といったニセ情報を信じてパニックになってしまったり、詐欺に騙されて『どこかの口座に入金してしまった』のような被害に遭うケースがあとを絶ちません。現代のデジタル社会において、SNS自体は有用な面もあるので、うまく活用しつつも、使う時の心構えや向き合い方を伝えていく必要があると感じています」

 元デジタル担当相として、党の偽・誤情報対策の責任者として、SNSに対する「向き合い方を伝えていく」べき立場でありながら、誘導操作をしているとは呆れるばかり。しかも牧島氏は「週刊文春」の取材に対し「チェックが不十分であった」と、頓珍漢なコメントをしている。

 自民党総裁選では牧島氏だけでなく、一部政治ジャーナリストらの印象操作によって、小泉有利の流れが作られようとしている。小泉氏が国内外ともに深刻な状況下で、指導者としてふさわしい資質があるのか、という本質的な問題。これは冷静に見る必要があろう。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

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