スポーツ
Posted on 2025年09月26日 15:00

もはやこれまで…日本ハム・新庄采配が勝負どころでことごとく裏目に出たのはなぜか

2025年09月26日 15:00

 日本ハムの優勝がいよいよ絶望的となった。9月25日の西武戦で4点差をひっくり返される、悪夢の大逆転負け。7回に一挙5失点で、逆転優勝の望みが遠のく痛恨の敗戦だった。そしてソフトバンクは楽天に6-0と快勝し、優勝マジックは2に…。
 
 試合後、新庄剛志監督は言った。
「何もないよ。誰が打たれたとかじゃない。全員でひとつのゲームを取りにいくだけ。相手のほうが力が上だった」と淡々と振り返り、西武打線の執念を称えた。しかし、最後まで優勝を信じていたファンの声は厳しい。「万波中正ではなく、いつまで松本剛を使うのか」「上原を酷使しすぎだろ」「空回り采配はもう限界」などといった批判が噴出している。

 とりわけ物議を醸したのは、9月22日のロッテ戦。エースの伊藤大海を中4日で強行登板させたのだ。伊藤は7回2失点と好投したものの、打線が湿って敗戦。この采配には「いくら負けられない試合でも(伊藤が)壊れたらどうするのか」と疑問の声が集中した。野球評論家の高木豊氏も「伊藤は気持ちが強いから大丈夫」としながら「球数を投げた時に交代できないのは問題。ブルペン勝負になると不利だ」とリリーフ陣の脆さを指摘している。

 振り返れば、8月以降の積極采配はことごとく裏目に出た。エース格の金村尚真は4完投3完封とフル稼働した末、コンディション不良により、夏前に離脱。加藤貴之や山﨑福也も夏場に調子を崩し、2軍での再調整を余儀なくされた。
 さらに台湾から加入した古林(グ―リン)は本来、スタミナ型ではないのに、来日直後から引っ張られ、結局はコンディション不良で長期離脱。救援陣は出番が限られて調子を維持できず、夏場には総崩れとなった。
 加えてスタメンは日替わりで、先発に相性の悪い捕手を組ませてリズムを狂わせる場面が目立った。結局のところ、育成と多様な起用を重視した新庄采配は、勝負どころで機能しなかったといえる。

 新庄監督は選手に寄り添う優しさが魅力だが、それが安定感を欠く要因になった。これまでの功績は大きいものの、そろそろ潮時とみる声もある。来季以降、本気で優勝を狙うなら、チームを勝利に導くための「練り直し」が求められる。

(ケン高田)

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