スポーツ
Posted on 2025年10月06日 13:00

2年連続Bクラスの広島・新井貴浩監督が「苦しみは来年も続く」宣言…阪神・藤川球児監督との「差」は何か

2025年10月06日 13:00

 広島カープは今季、最下位ヤクルトにわずか1ゲーム差の5位でシーズンを終えた。2年連続Bクラスという結果に、マツダスタジアムの最終戦セレモニーでは、スタンドから怒号が。重い空気が漂った。

 そんな中で、新井貴浩監督は来季に向けた決意を語っている。
「チームは今、変革期にある。新しい力が生まれる時には苦しみが伴う。来年以降もその苦しみは続くと思う。そこから逃げず、忍耐強く立ち向かっていきたい」
 若手を中心に据えたチーム作りを進めてきたものの、結果は出なかった。指揮官の言葉には、現実を受け止めた上での覚悟がにじむ。

 スタンドからは「また苦しまなければならないのか」と不満の声が上がる。ファンとの温度差が浮き彫りになった。この日は退団が発表された田中広輔も最後の挨拶に立ち、
「来年はもっとスタジアムが満員になるような野球をしてください」
 と呼びかけた。長年チームを支えた田中らしい言葉ではあったが、ファンの胸中は複雑だ。

 明るい話題といえば、小園海斗の首位打者と最高出塁率の2冠のみ。打線のつながりを欠き、投手陣は安定しなかった。
「カープは大きな家。選手は家族であり、嫌いなやつはひとりもいない」
 そう語ってきた新井監督の温かさはチームの支えになった一方で、競争の厳しさをどう植えつけていくかと、いう課題を残す。
 
 一方、独走優勝を果たした阪神の藤川球児監督は就任直後から「力のないベテランはいらない」と明言し、実力主義を徹底。昨年59試合に登板して防御率1.55と好成績を残したゲラの調子が上がらないとみるや、若手の及川雅貴を抜擢した。及川は防御率0.87、6勝3敗、52ホールドポイントという圧巻の数字で応えた。明確な方針と厳しさが、チーム全体に競争意識を浸透させたといっていいだろう。

 新井監督が語った「来年以降も続く苦しみ」という言葉は、まさに現在の広島を象徴している。この苦しみを乗り越え、再び強いチームへと生まれ変われるのか。次のシーズンで厳しく問われることになる。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月20日 20:00

    BABYMETALやYOASOBIの成功を見て分かるように、今でこそ日本人が日本語で歌う曲が海外でもヒットすることは珍しくなくなった。しかしインターネットもSNSもない昭和期においては、極東の島国の楽曲が欧米のチャートを賑わすなんてことは皆...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年05月21日 14:00

    モデルで女優の出口夏希が、俳優・伊藤健太郎と交際中であると、「女性セブン」などが報じている。2人は2023年に公開された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で共演し、今年公開の同作の続編「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク