スポーツ
Posted on 2025年10月14日 11:00

「あと1人」から痛恨の4連打逆転サヨナラ負け「CS阿部慎之助采配」が物議を醸す「左を出すだけで勝てた」

2025年10月14日 11:00

 クライマックスシリーズ・ファーストステージで2連敗し、今季の戦いを終えている巨人に、来季への不安を露呈する采配があったとして、物議を醸している。山口寿一オーナーは9月17日のオーナー会議後に「来季も阿部監督でいく」と明言しているが、阿部采配の何が問題だったのか。

 それはCS第2戦、延長11回裏。6-5と巨人が1点リードし、あと1人を抑えれば勝利という場面だった。阿部慎之助監督は8番手の田中瑛斗を続投させた。田中は10回を無失点に抑えていたが、11回は二死から3連打を浴び、最後は蝦名達夫にサヨナラ打を許した。

 ここで田中の被打率を見てみると、対右2割3分6厘、対左2割7分8厘。11回の先頭打者、牧秀悟と次の山本祐大は右打者で、これをどちらも内野ゴロに斬っている。
 ここでDeNAは代打・度会隆輝を打席に送る。DeNAは代打として松尾汐恩(右)をすでに起用済みで、残る打線は左打者が中心。特に度会はシーズンの対左打率1割9分4厘と苦手傾向があり、ここで田中に代えて左投手を投入していれば、抑えていた可能性があった。結果論になるが、短期決戦での継投判断としてはどうだったのか。

 さらにベンチ構成の問題も明らかになった。ベテラン長野久義を登録した影響で、巨人はDeNAよりも投手枠が1人少ない布陣となり、延長戦で継投の余力を失った。長野は出場機会のないままシリーズを終え、10月14日に引退の意向が報じられている。これが「思い出起用」「その1枠が命取りに」との評価が出るのは致し方ないところかもしれない。

 一方のDeNAは主砲オースティンのほか、宮﨑敏郎、ビシエドといった中軸を欠きながらも、若手が奮起。林蒼汰、度会らが粘り強くつなぎ、蝦名が試合を決めた。相手打線の穴を突けなかった巨人との差が、短期決戦の明暗を分けた格好だ。ファンコミュニティーを見てみると「左を出すだけで勝てた」「西舘を降ろすのが早すぎた」など、侃々諤々。指揮官への疑問が噴出していた。

 ファンとの温度差は広がり、データ軽視や継投判断の遅れなど、阿部監督への信頼感は薄まった。野球に「たれ、れば」を持ち出しても仕方がないが、来季は巨人ファンのいっそう厳しい目が、阿部監督の動きに注がれることになる。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年07月12日 09:00

    自らの体をガス状に変化させ、密室の壁をスリ抜けて犯行を繰り返す。そんな怪人出現の恐怖を描く映画「ガス人間」が現在、ネットフリックスで配信されている。これは1960年公開の東宝特撮映画「ガス人間㐧1号」のリブートだが、本作では小栗旬、蒼井優ら...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月12日 11:00

    「率直に言います。増田選手が勝ちます!ボクシングに100%はないんですけど、比嘉選手は(王座を)獲れないんですよ」自身のYouTubeチャンネルできっぱりとこう断言したのは、元世界王者の亀田大毅氏だ。7月20日に東京・両国国技館で激突する、...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月13日 11:15

    マーリンズか、ソフトバンクか、あるいは大学残留か。大リーグ(MLB)のドラフト会議が7月12日(日本時間13日)にペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、既にソフトバンクから1位指名を受けている佐々木麟太郎内野手は、マーリンズが8巡目(全...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/7発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク