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記事全文を読む→「大谷翔平のWシリーズ奮闘」で見えてきた菅野智之の「オリオールズ残留」方針転換
ドジャースとブルージェイズのワールドシリーズが盛り上がる一方でふと気になるのは、オリオールズ・菅野智之の去就だ。メジャーリーグのルールでは、ワールドシリーズ終了翌日から5日間は所属チームとの契約が可能で、他球団との交渉は6日目以降となる。つまりワールドシリーズが長引けば、菅野のオリオールズ在籍期間も長くなっていくわけだ。
「オリオールズは育成のチームです。その育成で足りない部分を、外部補強のベテランで補っています。ベテランに長居をさせない風潮があるので、先発ローテーションを守り、10勝を挙げた菅野でも『来季の契約はない』というのが大方の見方です」(アメリカ人ライター)
オリオールズ退団となり、フリーエージェント市場で新天地を探すことになった場合、メジャーリーグでの生き残りは厳しいとみられている。菅野は直球の球速がメジャーリーグの平均値よりも遅いからだ。
ところがクレイグ・アルバーナス新監督の就任が決まり、「途中加入のベテランに長居をさせない」方針を変える可能性が出てきた。
「アルバーナス監督はメジャーリーグでの指揮経験はありません。ジャイアンツではブルペン担当のコーチを務め、2024年から2年間、ガーディアンズのベンチコーチとしてチームを支えてきました。2024年、リリーフ陣は30球団トップの防御率2.57。先発投手のコマ不足に苦しみながらも、スティーブン・ボート監督を支え、ア・リーグ中地区優勝に貢献しました」(現地記者)
先発投手のコマ不足を痛感しているので、菅野の「シーズンを通してローテーションを守った点」を高く評価しているというのだ。
また、2024年にオリオールズを買収した投資ファンド会社「カーライル・グループ」のデビット・ルーベンスタイン会長は、日本市場でのオリオールズブランド強化を目標にしている。年1回は必ず日本に行き、アジア市場での投資を続けてきた。
「ルーベンスタイン会長がホストになっているビジネス討論番組があるんですが、ソフトバンクグループの孫正義会長と対談したことがありました。『トーキョー・ジャイアンツのエース』である菅野のネームバリューを評価しており、それは今も変わっていません」(前出・現地記者)
ルーベンスタイン会長がサンプルにしているのは「大谷翔平とドジャース」。日本企業が次々とドジャースのビジネスに参入している経緯は説明するまでもないだろう。そこまでのムーブメントを菅野に求めているわけではないが、ワールドシリーズ第4戦で敗戦投手になっても「大谷一色」だった日本の野球報道は、ルーベンスタイン会長も見ていたはず。ワールドシリーズ終了から6日目以降も、菅野がオリオールズ所属となる可能性が出てきた。
(飯山満/スポーツライター)
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