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記事全文を読む→六代目山口組 住吉会との「盃儀式中止」までの緊迫14日間(2)竹内若頭が急遽内堀会長と…
この盃儀式にまつわる動向をキャッチしたのは、11月に入ってからだった。
FRIDAYデジタルが、10月30日に竹内若頭が急遽、東京都港区の稲川会総本部を訪問したことを報じた。稲川会の内堀和也会長と竹内若頭は五分の兄弟であり、訪問そのものに意外性はないが、その時は目的が判然としなかった。
しかし、月が替わり11月10日の午後、竹内若頭の姿は再び稲川会総本部の前にあった。同日は六代目山口組で緊急執行部会が開かれたという。地元関係者が言う。
「執行部会は、前日に急に集合がかけられたそうだ。午前中から開始したが、竹内若頭は終了を待たずに中座して、急いで上京したと聞く。通常の訪問でなく、よほど急を要する案件があったとしか思えない」
緊急上京を聞きつけ、稲川会総本部に急行した。現場に到着した午後2時過ぎから稲川会直参、最高幹部らが本部内より姿を見せ、出迎えの準備を始める。
そして午後2時25分、「見えました」という組員の声に続き、3台の車両が連なって本部前に停車する。それぞれの車から竹内若頭、竹嶋利王幹部(二代目良知組組長)、四代目益田組・水島秀章組長の3人が降り立った。一行は本部内に歩を進めるが、竹嶋幹部、水島組長は早い段階で階下に再び姿を見せた。本部内では竹内若頭と内堀会長が、一対一で話し込んでいたとみられる。
揃って本部内から出てきた時には、午後3時になろうかという時間だった。約30分にわたり、話し合いは続いたことになる。竹内若頭と内堀会長は笑みを浮かべ、いつものように和やかに退出を見守る中、一行は帰途についたのだった。地元関係者が語る。
「想像するに、おそらく10月の竹内若頭の訪問は、盃儀式の取持人を内堀会長に依頼するためのものだった。六代目山口組と住吉会の最高幹部の盃ともなれば、その縁を取り持つにも相応の格が求められる。業界内では、適任者は内堀会長しかいない。そして儀式が中止になったため、竹内若頭がもう一度、内堀会長を訪ねたのだろう」
盃儀式が中止になった理由については、様々な憶測が流れたが、六代目山口組に近い情報筋によれば、「事情があり山口組側から丁重に断りを入れた」という。ジャーナリストが言う。
「12日の訪問はやはり、中止となった盃儀式についての話し合いだったのでしょう。ただその際の様子を見ても、六代目山口組側が丁重に住吉会一行を迎えており、今後の組織同士の関係悪化が懸念されるような事態ではなかったと思います」
事態が表に出た10月30日の竹内若頭上京から、11月12日の住吉会訪問まで、14日間にわたった東西の巨大組織を巡る「幻の盃儀式」の騒動は、こうして幕が引かれたのだ。
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