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記事全文を読む→新型闇金に要注意!金券ショップ感覚で「最短5分で現金化」が危険
ネットやSNS広告を入り口にするなど、近年、闇金が巧妙かつ複雑化している。何かと出費がかさむ師走に入り、甘い言葉にそそのかされ、後に法外な違約金を請求されることのないよう、ご注意を。
「審査不要。LINEのみで手続き完了。お手持ちの商品券を最短5分で現金化します」
利用者の手元に商品券やギフトカードなどの商品があるかのように装わせ、買取代金を先に振り込む「先払い買い取り現金化」(以下、先払い買取)と呼ばれる手口が全国各地で急増している。
司法書士法人しもひがし法務事務所代表で、司法書士兼弁護士の下東洋介氏が、先払い買取の仕組みについて解説する。
「商品券などの買取業(古物商)を偽った業者は、例えば利用者から『全国百貨店共通商品券3万円』を半値で買い取ったということにして、先に利用者の口座に1万5000円を入金するのです。実際には利用者の手元に商品券はなく、業者もそのことを把握しています。そして業者は、利用者の給料日に商品券代などの名目で3万円を返済させるのです。つまり、商品券の売買を装った、事実上の闇金と言えます。一部の先払い買い取り業者に至っては、開き直るかのように〈まだ手元にない商品でもOK〉と明示して集客しています」
金券ショップを装って、金銭だけが行き来するというシステムのようだ。コロナ禍真っ只中の21年頃からトラブルが散見されるようになったが、業者と利用者との間で1度にやりとりされる金額が10万円を超えることは少なく、従来の闇金と比べると少額ではある。とはいえ、複数の業者を繰り返し利用するなど、次第に自転車操業となって多重債務に陥るケースが少なくないという。
過去に先払い買取を利用したことがある、都内在住の40代男性が語る。
「自分は、Xのタイムラインで先払い買取について知りました。すぐにネット検索して業者のサイトにアクセスすると、宣伝文句はカジュアルで金額も少額だったので、スマホですぐ申し込みをしたんです。闇金に手を染めた感覚はなくて、あまりの手軽さから、気がついたら複数の業者と契約してしまっていて、毎月10万円以上の返済に追われることになって‥‥。でも自分自身の手元には商品券がないのに、申し込みをしたという後ろめたさがある。業者からも『手元に商品券がないのに申し込んだら、それは詐欺ですよ。詐欺で刑事告訴しますよ』と迫られたんです。警察に相談したら逆に捕まると思って、結局、業者に対して法外な違約金を返済し続けることになりました」
先の下東氏が、先払い買取の違法性について指摘する。
「3万円の商品券を1万5000円で買い取って、1カ月後の給料日に3万円を返金させるという取引が貸金契約と評価できる場合は、利用者が負担する金利は年利約1200%にも及びます。年利109.5%を超える利息の契約・受領・要求行為は、出資法違反となります。また、こうした業者のほとんどは貸金業の登録を受けずに営業していますので、貸金業法違反にも該当します。これらは10年以下の拘禁刑もしくは3000万円以下の罰金、またはこれらが併科される重大な犯罪行為です」
警察当局や金融庁は、グレーゾーンを突いた悪質な先払い買取業者の手口に目を光らせているが、いまだに被害者があとを絶たないのが現状なのだ─。
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