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記事全文を読む→日本維新の会が北陸新幹線「敦賀~大阪」延伸ルートをちゃぶ台返し!アキレるしかない「新たな8ルート」の大問題
ようやく前に進もうとしていた北陸新幹線の敦賀以西ルートを、日本維新の会がブチ壊してしまった。
自民党と日本維新の会は、北陸新幹線の敦賀と新大阪間の延伸に関する整備委員会を開き、与党となった日本維新の会が自公政権時代に決まった「小浜・京都ルート」の再検討を主張。これを含めた8つのルートを提案し、再びルート検証を行うことが決まった。
北陸新幹線は東京から上信越、北陸を経由して大阪へと結ぶ新幹線として計画され、敦賀から大阪までのルートが決まらないまま、1989年に着工。2015年に金沢まで、2024年に敦賀まで延伸開業した。敦賀と大阪の間は様々なルートが検証され、2016年に小浜と京都を通って新大阪へと向かう小浜・京都ルートに決定した。
やっと決まった小浜・京都ルートだが、懸念事項は多かった。京都市内では地下40メートルの深部を通り、酒造りや農業など地下水を使う事業への影響が出るのではないかと不安視された。それゆえルートを再検討するのはいいことだが、問題は維新が提案した、新たな8つのルートだ。
これらは2016年に小浜・京都ルートに決定するまで、さんざん議論されてきたものだ。どんなルートなのか、整理してみよう。
(1)米原ルート(直通):敦賀から琵琶湖の東を通り、米原で東海道新幹線に乗り入れて、新大阪まで東海道新幹線を通る。
(2)米原ルート(乗り換え):敦賀から琵琶湖の東を通り、米原まで行くまでは直通と同じだが、米原で東海道新幹線に乗り換えて新大阪へと向かう。
(3)湖西ルート(在来線活用):敦賀から琵琶湖の西側を走る湖西線を利用して、京都を通って大阪へ。
(4)湖西ルート(新設):琵琶湖の西側に新たな線路を敷く。
(5)小浜・京都ルート:敦賀から小浜へ行き、京都を通って新大阪へと向かう。
(6)舞鶴ルート(京都経由):敦賀から小浜、舞鶴、京都を通る。
(7)舞鶴ルート(亀岡経由):敦賀から小浜、舞鶴までは(6)と同じだが、その後は京都ではなく亀岡を通る。
(8)亀岡ルート:敦賀から小浜、亀岡を通り、新大阪へ。
どれも費用や工期、自治体の反対などの問題があり、決め手に欠けたことで、ひとつに絞り込むのに時間がかかった。そんなルートを日本維新の会が再び持ち出してきたことに、疑問を抱かざるをえない。
特に問題となっているのが、2つの米原ルートだ。米原ルートは工期や費用の面で他よりも有利だが、実現不可能な「致命的欠陥」がある。鉄道ライターが解説する。
「東海道新幹線のダイヤは過密状態で、米原から北陸新幹線を通す余裕はなく、直通をJR東海が認めるとは考えらません。乗り換えルートにしても、東海道新幹線にそれほど空きがあるわけではないので、スムーズに乗り換えられるか、大いに疑問です。そもそも乗り換えるのであれば、利用者から不便だと不満の声が上がるでしょう。どちらも以前の議論で現実的ではないとされたルートで、これをいまさら持ち出してきた日本維新の会は、自民やJR西日本に嫌がらせをしたいか、自身のプレゼンスを高めようとしているのではないかと勘ぐってしまいます」
再び白紙に戻ってしまった北陸新幹線の敦賀・大阪間。利用者のために少しでも早く着工し、開業してほしいが、開通はまだまだ先になりそうだ。
(海野久泰)
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