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記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉俳優・司会・バラエティー…正直どれもしっくりこない
今週は司会業についてお話ししようと思います。僕の初MCは「5時に夢中!」(東京MX)です。
当時の局長から直接オファーされたのですが、最初は、
「なんで!?」
と、耳を疑いましたね。それが2017年のことですが、いまだに司会業は向いてないと思ってます。依頼があればお受けしますけど、実はずっと向いてないなと思っているんですよ。
それでも約5年間「5時夢」の司会を務めた後、今度は同じMXの「バラいろダンディ」からオファーがありました。
不向きと言いながらも、2回目になると自分なりの改善点が見えてくるものです。僕は、
「今日のコメンテーター、ゲストはこの方です」
といった番組の台本通りのルーティーン、テンプレ化したやりとりが気持ち悪かったんですね。
型通りにこなすのがとにかく嫌で、どうにかそれを崩したかった。なので「バラダン」では番組の冒頭で、いきなり三択クイズから始めることにしたんです。それも僕が考えた個人的なクイズで、みずからスケッチブックとカラー筆ペンを使って書くことにしました。
例えば、
「次のうちで僕の高校時代の担任教師の名前はどれでしょう?」
①赤熊先生/②白鷹先生/③黒鳥先生
とかね。これ実際に生放送で出したクイズです。
知ったところで何の役にも立たない、どうでもいい問題ばかり考えて出していましたね。さらに、
「社会科の先生でした」
というまったく参考にもならない余計なヒントまで出したりするわけです。
クイズの正解は、引っ張って番組のエンディングで発表。人ってしょうもないクイズでも出題されたら考えてしまうものなのではないでしょうか。まんまと考えてしまった読者の皆さんのために正解を言っておきます。①番です。本当にどうでもいいか。
こんな三択クイズが好きだったという好事家もいらっしゃるのですが、月~金の帯で放送していた「バラダン」で、僕の担当は金曜日だけでした。なので、やりたいことができたのかもしれません。
思えば「バラダン」の金曜日のレギュラーは玉袋筋太郎さん、ライムスター宇多丸さんという曲者が揃っていました。
あの2人は博学でトークが面白い。僕とは決してがっぷり四つに組みあいません。何か会話していても同じ土俵にいるようでいない気がしましたよ。
ある日の放送で、
「竹の子族のケツモチを知っているんですよ」
僕が番組中にボソッと発した言葉に、2人がやたら反応したのが面白かったですね。
当時、竹下通りの歩行者天国で踊っていたのは竹の子族とローラー族。僕のマネージャーはローラー族に知り合いがいた関係で、竹下通りで踊っていたんですよ。沖田浩之さん、一世風靡セピアなどの芸能人を輩出した原宿のホコ天。時代の産物ですよね。
その点、僕は当時から流行りものに流されることはありませんでしたね。竹の子族やローラー族にはまったく興味を持たなかった。
昔も今も何が流行っているのかはある程度は知ってます。でも、原宿の歩行者天国で踊ろうなんてことは思わなかった。僕はそもそも人に憧れるってことがない。どこの誰にも。自分の中の自分にしか通用しないセンスでずっと生きてきちゃったんですよね。
今、MC原田が毎週見られる番組は「カラオケ大賞」(千葉テレビ)です。
一般の出場者の皆さんがカラオケを歌い、得点を競うという番組で、既定の点数をクリアした人だけが放送されるというシステムです。次から次へと総勢60人のカラオケ好きな人たちが出てきます。
この間、「アメリカンジョークが得意」とアンケート用紙に書いていたご機嫌なおじさんがいました。これは披露してもらうしかありません。
ところがおじさんは、
「ベロベロベロベロー」
と舌を高速で動かすだけで、ジョークどころか一言も言葉を発しませんでした。
おじさんがアメリカンジョークと称していたのは、イジリー岡田さんの持ちネタ「高速ベロ」そのものだったんですよ。どこをどう勘違いして高速ベロをアメリカンジョークだと思っていたのでしょう?
今でもそれを考えるだけで爆笑です。こういった出会いがあるのが一般参加番組の醍醐味だと思いますね。
「カラオケ大賞」の収録は朝の9時から約12時間という長丁場。「何本撮り」ということは決まってなくて、出場者は年配の方が多く、皆さんの体調が心配になることもあります。
「くたばり損ないのジジィ、死ぬの忘れたか?」
「ババア、まだ息してるか?」
と、僕が最終目標とするレポート芸の達人・毒蝮三太夫さんのように笑いながら言えたらなと思うんですよ。でも今の僕はそれができないし、まだやってはいけないんでしょうね。
俳優・司会・バラエティーといろいろなジャンルの仕事をやってきましたが、正直に言うと、どれもしっくりこないです。一番長くやってる俳優もそう。今までいろいろやってこれたけど、やればやるほど向いてないなと思います。これは自分で言うんだから間違いない。
向いてるのはユーチューブで心霊スポットに行くことかな。仕事という感覚がなく趣味の延長ですから。
僕は今までアウトローから真面目君まで、いろんな人からパワーとエネルギーをもらってきました。真面目な芝居、ヤバイ芝居、ふざけまくる芝居もできる。真面目に話すこともできれば、無茶苦茶ふざけた会話もできる。
どんなスタイルにも合わせられますが、どれもしっくり来てない。おそらく、ずっとしっくり来ないまま死ぬんじゃないかなと思うんですよね。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
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