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記事全文を読む→「不適切にもほどがある!」年末の一挙再放送を見ながら「再発見」と年明けスペシャルドラマのワクワク感
年末も押し迫り、年内にやっておかなくてはいけないことが山ほどあるのに、朝からちっとも手が付かない。なぜなら「不適切にもほどがある!」(TBS系)の一挙再放送なんてものをやっているからだ。
そういえば、昨年も同じことをしていたような。いったい何周目なのだろう。ストーリーもオチも知っているのに、つい見てしまう。
とはいえ、今回は特別。なんといっても年明け1月4日に「スペシャルドラマ・新年早々 不適切にもほどがある!真面目な話、しちゃダメですか?」が放送されるのだから。いってみればこれは、大事な予習&復習である。
それにしても「このスケ番風の娘役の子、可愛いな」と思ったくらいだった河合優実が、今や押しも押されもせぬ人気実力派女優の位置を確立させ、NHK朝ドラ「あんぱん」では、ヒロイン・のぶを演じた今田美桜まで食っちゃうなんて。そんなこと、あの時は思いもしなかった。
そういや「あれ?」と思ったのだが、その「あんぱん」で、のぶの最初の旦那・若松次郎を演じていた中島歩が「不適切にもほどがある!」にも2年B組の担任教師・安森の役で出演していたこと。こういう再発見もあるから、ついつい見入ってしまうのだ。
ムッチ先輩とその息子・秋津君の二役を演じた磯村勇斗はその後、「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)では印象的な怪しい雑誌記者を、「僕達はまだその星の校則を知らない」(フジテレビ系)では、いじめられたトラウマを持つスクールロイヤーを演じた。全く違う役柄を、説得力抜群に演じ分けるその技術には感心させられたが、「いい俳優だな」と意識したのは「不適切」からだった。
仲里依紗も「不適切」では、主人公の小川市郎(阿部サダヲ)の孫・犬島渚役で、子育てと仕事に翻弄されるシングルマザーを演じており、普段、自身のYouTubeチャンネルなどで見るド派手な印象とは違う、ちょっと疲れた雰囲気が逆にいい塩梅。「彼女、こんなに綺麗だったんだ」と驚かされたが、まさかその後に準ヒロイン的な立ち位置で出演したNHK朝ドラ「おむすび」が、あんな悪夢のようなことになるとは、本人も思っていなかっただろう。
しかし初回放送からおよそ2年の月日が経って、あれだけ世間で話題になって、タイトルを略した「ふてほど」が流行語大賞になったっていうのに(ちなみに私は一度も「ふてほど」と呼んだことはないが)、社会はなんにも変わってないし、むしろ以前よりも生きづらくなっている。
ドラマなんて結局は娯楽。旋風を起こしたところで、世の風潮なんて変わらないんだよな、としみじみ思ったりもしたが、いいじゃん、ただの娯楽で。年末の買い出しも大掃除もほっぽり出して、全部見ますよ。
それにしても、スペシャルドラマが今から楽しみだ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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