芸能

【あんぱん】河合優実「表情と仕草だけで表現」演技力がスゴかった「名シーン」

「アンパンマン」の原作者・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルにしたNHK連続テレビ小説「あんぱん」。5月8日放送の第29回で、主人公・朝田のぶ(今田美桜)の実家の石材店で石工として働く原豪(細田佳央太)の壮行会前後の模様が描かれ、のぶの妹・蘭子(河合優実)と豪のやりとりがあった。

「蘭子と豪は、以前から互いに好きという思いを抱いていましたが、両者ともに自身の考えをハッキリと口にできない性格のため、ずっと伝え気持ちを伝えられないでいました。いよいよ明日は出征。壮行会が開かれる日の夕方、いつものように仕事する豪に『あのよ、豪ちゃん』と蘭子は語りかけるのですが…」(ドラマウォッチャー)

「ウチ、ずっと…」と言った後、肝心の言葉を言えない蘭子に、毫も「ずっと…」と口にしたあとの言葉が出てこない。「長い間、お世話になりました」と、全く違うことを口にしたのだった。

 やがて壮行会が始まるも、蘭子は豪を切なそうな表情で遠くから見つめるだけ。三姉妹がよさこい節を歌う中、豪は静かに退席し、荷物を背負って朝田家を辞したのだ。

 すると思い立った蘭子は豪を追いかけ、呼び止めると「きっと、もんてきてよ。きっとやのうて、絶対や」と語りかける。豪は「無事もんてきたら、わしの嫁になってください」と、遂に告白したのである。

 戸惑いの表情を浮かべて「え…」と言葉を発するのが精一杯の蘭子はこの時、ようやく豪の自分に対する気持ちをわかったようだ。

「河合の圧巻の演技はここから。言葉は少ないながら、表情と仕草の演技だけで嬉しさと戸惑い、そして寂しさを雄弁に表現したのです。視聴者からは『あんぱん』イチの名シーンだ、といった声が飛び出しました」(前出・ドラマウォッチャー)

 追いかけてきたのぶに背中を押され、「うち、おまさんのこと、うんと好きちや。豪ちゃんのお嫁さんになるがやき、もんてきてよ」と、遂に本当の思いを伝えることができた蘭子。母・羽多子(江口のりこ)は着替えを渡しすと「今夜はもんてこんでえい。花嫁衣装も用意しちゃれんでごめんで」と、娘を優しく送り出したのだった。

 はたして豪は無事に戦争から戻ってくるのか。「あんぱん」の後番組である「あさイチ」では、翌5月9日のゲストが細田ということで、「死亡フラグでは」と心配の声も。2人に悲しい結末が訪れないことを祈りたいが…。

(石見剣)

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