NHK朝ドラ「あんぱん」で、やなせたかし氏をモデルにした柳井嵩(北村匠海)の弟・千尋を好演し、人気急上昇中の中沢元紀が、6月13日放送「あさイチ」のプレミアムトークにゲスト出演した。
2022年、ウェブCMドラマ「メゾンハーゲンダッツ~8つのしあわせストーリー~」で俳優デビュー。2023年にはTBS日曜劇場「下剋上球児」で、エースピッチャー・犬塚翔を演じ、さらに2024年、テレビ東京ドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」で初主演した。
ところで「あさイチ」のこのコーナーに、放送中の朝ドラ俳優がゲスト出演した場合、近いうちにドラマ内で退場となる(その多くは死別)のがお約束だ。史実においても、やなせ氏の弟さんは戦死されていることから、近日中に千尋=中沢の退場が起こるであろうと予測されており、すでにSNSでは、「ロス」を予見する嘆きの声が多く上がっている。
番組の冒頭、隣りの中沢に鈴木奈穂子アナが「現代っ子すぎて」とその雰囲気に戸惑っていたが、そりゃあ、つい前日の「あんぱん」で真っ白い海軍の制服姿でピシッと決めていたのだから、今風のファッションで髪も茶色にしていたら、ギャップを感じるのも無理はない。しかし、醸し出す雰囲気のベースには総じて清潔感があるし、トークの際の受け答えからも、役柄どおりの好青年であるようにお見受けした。
そういえば、朝ドラで同じく「印象的な弟役」を演じた俳優に、「虎に翼」でヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉)の弟・直明を演じた三山凌輝がいる。彼が「あさイチ」に出演した際は、本業がダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のメンバーということもあってか、普段のヒップホップ系というかなんというか、あまりにチャラチャラした見た目だったため、「虎に翼」での「責任感が強い、真面目な好青年」といった役柄のイメージとは違いすぎたことが話題に。「直明が不良になった!」と騒がれたのを記憶している。
その三山は現在、水谷豊と伊藤蘭の愛娘・趣里との電撃結婚が噂されているが、以前の交際相手に1億円も貢がせていた過去が明らかになり、「1億円頂き男子」と揶揄されている。やはり見かけ通りだったか…と「虎に翼」の直明ファンを大いに失望させた。
中沢はそんなことにはならない、と信じたい。ちなみに彼の所属事務所は先日、永野芽郁との不倫疑惑で大問題となった田中圭が所属するトライストーン・エンタテイメント。そんなこともあって社長の小栗旬から、改めて教育されていると思われるが、このまま朝ドラ出演を機に、国民的スターとして大いに飛躍してほしい。
(堀江南/テレビソムリエ)