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Posted on 2026年01月17日 10:00

漫画家・弘兼憲史の男子厨房に入るべし!〈生姜焼き〉豚バラ、玉ネギ、特製調味料で定食屋の味わいに!

2026年01月17日 10:00

 豚丼、酢豚、回鍋肉など、豚肉料理は多くありますが、今回は豚肉で簡単に作れるレシピをいくつか紹介したいと思います。

 まず「肉野菜炒め」。これは男の料理のテッパンですね。野菜がたくさん摂れ、健康的であるのに加え、作り方も実にシンプルで失敗が少ない。冷蔵庫に残った野菜をまとめて使える点でも実用性が高いと言えます。

 私も若い頃からよく食べていました。大学時代は寮の近くの「永楽」という町中華によく通ったものです。手っ取り早く、チャーハン、タンメン、レバニラなどどれも量が多く、学生には強い味方でした。残念ながら、今は閉店しています。

 そんな思い出もあり「肉野菜炒め」は今でもよく作ります。ここで「弘兼流・野菜炒め」を教えましょう。材料は、豚コマ、キャベツ、そこに玉ネギやニンジン、ピーマン、ニラ、キクラゲなど旬で安価な食材でOKです。「モヤシは?」と思われた方もいるでしょう。炒めすぎると水が出やすいので、私はあまり使いません。

 作り方ですが、まずは野菜を適当な大きさに切ります。次に豚コマですが、ここで注意したいのは、フライパンや鍋に入れる前に手や箸などでほぐしておくこと。そうしないと、豚コマのスライスが重なって、肉の塊を食べることになってしまいます。そしてできることなら、小麦粉を軽くまぶしておくといいでしょう。このひと手間で肉にとろみが付き、調味料が絡みやすくなります。

 次に油を引いたフライパンに肉を投入して炒めます。ニンジン、キャベツ、玉ネギなどを加えます。順番は火の通りにくい野菜から炒めるといいでしょう。ただし、ピーマンだけは最後に入れます。炒めすぎると色がくすんでしまうからです。さっと火を通すぐらいにしたほうが鮮やかな緑になり、食欲をそそります。

 火が通ったら塩と鶏ガラスープの素で味付けをします。そして五香粉をひと振りします。これは、中国の多くの地域で用いられる複数の香辛料を合わせたミックススパイス。これを加えるだけで、一気に中華料理らしい味わいになりますので、ぜひ試してみてください。最後に香り付けに醬油を鍋肌から回し入れて完成です。

 次は「生姜焼き」です。こちらも定食店の人気メニューで豚肉料理の代表格。

 材料は豚バラ(ロースの薄切りでも可)と玉ネギと実にシンプルです。

 まず、醬油、みりん、酒、砂糖、おろし生姜(チューブでも可)を混ぜて合わせ調味料を作ります。各分量は味見をしながら自分で塩梅を決めましょう。

 フライパンに油を引いて肉を先に炒めます。火が通ったところでスライスしておいた玉ネギと合わせ調味料を一気に加えてジャーッと炒めれば完成です。

 私はロース肉を使う場合は、焼く前に片栗粉か小麦粉を軽くまぶします。「肉野菜炒め」と同じように調味料が絡みやすくなります。さらに、肉のうまみを閉じ込め、ジューシーに仕上げることができるのです。他の肉料理にも応用できます。例えば、パサつきがちな鶏胸肉も、この方法ならしっとりとした食感に変わるので、お試しあれ。

 今回紹介した料理はフライパンひとつで簡単に作れます。ぜひチャレンジしてください。

弘兼憲史(ひろかね・けんし)1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年漫画家デビュー。以来『課長 島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々生み出している。07年には紫綬褒章を受章。

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