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記事全文を読む→大谷翔平は「WBCで二刀流は可能か」福留孝介が解説する「投げる方は保険が通らないので…」
本人は含みを持たせる発言をしているものの、デーブ・ロバーツ監督は「投げない」と明言。ドジャース・大谷翔平がWBCで「投手として登板」するかどうかをめぐる問題である。
本拠地ドジャースタジアムで開催されたファン感謝イベント「ドジャーフェスト」の取材対応で、ロバーツ監督はハッキリと言っている。
「彼はWBCでは投げない。今季、投打を両立させるための最善の方法を考えてのこと。正しい決断だと思う」
ところがこれに先立って取材を受けた大谷はというと、
「WBCで投げるかはちょっとまだわからない」
どうやら二刀流に含みを持たせていたのである。
ロバーツ監督が否定的である以上、登板は難しくなったと思われるが、その背景には「保険」の問題があるという。中日、阪神、メジャーリーグでプレーし、WBC出場経験もある福留孝介氏は2月3日の「おはよう朝日です」(ABCテレビ)で保険について解説した。
この保険はWBCに出場するメジャーリーグ選手に対し、球団が保険会社と契約するもの。WBC期間中にケガをした場合、シーズン中に負傷欠場している間の年俸を保険会社が肩代わりする。
「保険に入らなくても出場はできる。ただ、ケガをした場合は球団が全額負担。この保険の意味合いとしては、球団を守るような保険。保険期間は投手4年、野手2年と年数もちょっと違う」(福留氏)
球団にしてみれば、保険に入りたいのは当然。しかしそれには厳しい審査があり、重要項目には直近の故障歴、長期離脱歴が設定されているのだと。
当初は出場予定だったプエルトリコ代表のフランシスコ・リンドーア(メッツ)は昨シーズンに右ヒジ手術を受けた影響で保険の審査に通らず、出場を断念。プエルトリコでは複数の選手が同様の理由で出場できず、チームとして大会からの撤退を検討する事態となっている。
そこで大谷だが、福留氏の見解は「打つ方に関しては保険審査が通っているが、投げる方は通っていない」。そのため今回は、打者に専念する可能性が高いという。
「ヒジの手術を二度してますし、去年投手として復帰したばかり。リスクとしては高い。打者としては何の問題もないが、もし大谷選手が投げて打って出ると言ったら、球団は(WBC出場は)NOです。保険が通らないと、投げる方のリスクがあるので。シーズンもあるので、投手として調整はします。ただ、ゲームでは投げないんじゃないかな」
WBCで大谷のピッチングを見られないのは残念だが、出場してくれるだけでありがたいと思う人は多いのではないか。
(鈴木十朗)
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