社会
Posted on 2026年02月08日 18:02

六代目山口組・司忍組長「抗争終結後初」の誕生祝いに密着(3)組織・慶弔委員を大幅増員

2026年02月08日 18:02

 トップの生誕祝い、そして先人の供養を行った六代目山口組だが、新時代に向けての組織改革にも着手していた。司組長の誕生日の同日1月25日付けで、組織委員と慶弔委員の人事が傘下に通達された。

 新たに二代目一道会・定松茂伸会長が組織委員に、八代目奥州会津角定一家・上野真慶総長と五代目𠮷川組・𠮷村俊一組長、四代目司興業・川﨑誠治組長、五代目倉本組・塚原心一組長の4名が慶弔委員に登用されたのだ。

 いずれも昨年中に、代替わりで直参昇格を果たしたばかりの気鋭の若手組長であり、六代目山口組が今後も組織の新陳代謝を続けていくことが強く印象づけられた。ジャーナリストが解説する。

「先代の津田力若頭補佐の死去を受けて跡目を継承した塚原組長以外は、一昨年から導入された『総裁制』による代目継承でした。それが起爆剤となって、若返りが一挙に進んだ格好です。業界では通常、代紋頭の交代に伴って組織刷新が断行される例が珍しくありませんが、六代目山口組では竹内若頭の就任以降、同様の世代交代が進んでいるのです」

 六代目山口組は抗争の終結後、敵対組織の存続いかんにかかわらず自組織を前進させねばならない、という強い意志を内外に示してきた。

 今回、委員職に就いた5人の直参は、昨年9月に新設された制度「慶弔委員見習」の一員として、慶弔事の現場に足を運んできた。例えば、彼岸や命日など歴代組長の墓参の機会には、早朝からその準備について先輩直参からレクチャーを受けるなどして、経験を積んできたのだ。

「慶弔委員は組織内の慶弔事だけではなく、他団体との外交の現場でも活躍が期待されています。筋と礼節をことのほか重んじる司組長の信念を体現する役職と言えるでしょう。定松組長が登用された組織委員は司法・捜査当局との攻防の実務面で活躍する、重責を担っています。九州ブロックでは長らく生野靖道若頭補佐(四代目石井一家総長)が務め、現在は組織委員会責任者の役職にあるため、九州の若手直参として生野若頭補佐との密な連携も期待できるでしょう」(ジャーナリスト)

 昨年、若中から昇格した杉山志津雄幹部(三代目愛桜会会長)、金田芳次幹部(二代目大原組組長)、竹嶋利王幹部(二代目良知組組長)も、それぞれ慶弔委員、組織委員を兼務している。本誌はこの3人が幹部昇格後、他団体との外交や、執行部メンバーが出席する組内の会合に、積極的に参加する多忙な姿を目撃してきた。

 今回の組織委員、慶弔委員の増員は役付きの直参の負担を軽減するとともに、山口組の全体的な組織力強化に繋がることは、疑いようがないだろう。

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