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記事全文を読む→衆院選「政治家ファースト」な呆れた“裏”事情全部書くッ(2)国民民主は自民と「連立」を…
さらに、国民民主党内での「前職議員の公認外し」も、永田町では話題になっている。1月19日に発表された国民民主の公認予定者リストから、北海道ブロックの臼木秀剛議員と東京ブロックの円より子議員の名前が消えた。事務所関係者の話では、具体的な説明はほぼゼロだったとか。
臼木氏と円氏は、選択的夫婦別姓制度の推進派だ。公認を外されたことに対して、ジェンダー関係の団体のほか連合、経団連も、
「国民民主は、高市総理の主張である通称使用の法制化を目指すのか!」
と抗議の声を上げた。その後、臼木氏は北海道1区で公認が出たけれど、円氏は離党することに。国民民主はその後、円氏を除籍処分にしたが、これについても何の説明もなかったそうだ。
円氏は会見で「公設秘書の勤務に関するコンプライアンス違反を指摘された。秘書は兼業届を提出しており、党に業務内容を説明したが、議員会館への常駐が必要などとして納得を得られなかった」と弁明した。
これに関して同党の某議員名義で「円氏の政策秘書は義弟、勤務実態がない」などと書かれた“怪文書”まがいのメールが出回った。信憑性はともかく、その文面を榛葉賀津也幹事長がオフレコの記者懇でしゃべってしまったらしいと私、神澤の周辺では噂されている。これが除籍の引き金でもあったとか。同事務所の秘書からは、こんな話も聞いた。
「やましいことは何一つない。ただ、何が問題視されているのかも教えてくれないし、まるで冤罪事件の取り調べ同然」
そんな状況を聞いた秘書たちの間ではもっぱら、
「国民民主は維新を追い出して、高市政権と組むことを狙っている」
と、ささやかれている。“自国連立”を組む場合、最大のネックは「選択的夫婦別姓」だ。高市氏はこれに反対しており、“通称使用”の法制化を狙っている。国民民主は選択的夫婦別姓を公約にしているけれど、自民と連立を組むためには制度推進の象徴でもある円氏を排除したかったのかも。
円氏はその後、中道改革連合(以下、中道)から東京17区での公認を得られる算段がついたとされていたものの、前述の“怪文書メール”が吹聴されたことで、中道の安住淳共同幹事長は猛反対。無所属で孤軍奮闘することになった。
それにしても、中道に約束を反故にされた経緯がⅩに投稿されていたことには驚いた。SNS上では円氏に関連した誹謗中傷が殺到、「800万件にも上る」(同事務所秘書)という。党幹部が国民民主ファンのインフルエンサーに「この件は党に正義がある」と伝えて、その種のコメントを煽っているとの説もある。
これは余談だけれど、誹謗中傷でメンタルを病みながら、上層部からは「生きるか死ぬかの闘いをしているんだ!」と変に鼓舞され追いつめられたあげく、自殺した知り合いもいた。選挙期間は体力的にもキツい。脳溢血や心臓発作など、突発的な死人が出てもおかしくない。誹謗中傷を煽るなんてもってのほか。
ちなみに除籍は、政党内の最も厳しい処分。元グラドルとの不倫で党に大迷惑かけた玉木代表が役職停止3カ月なのに、この差はいったい何?
神澤志万(かみざわ・しま)永田町歴20年以上の現役女性政策秘書。著書に『国会女子の忖度日記 議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』(徳間書店)。
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