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記事全文を読む→西武・平良海馬に続いて阪神・石井大智も故障離脱…日本球界からWBC開催日程に恨み節が出た「アメリカ・ファーストはもうやめろ!」
侍ジャパンを支えるブルペン陣の離脱が発生し、日本球界ではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を主催するMLBに対し、批判の声が高まっている。WBC開幕は3月5日に迫っているが、メンバーに選ばれている阪神・石井大智が2月11日、沖縄宜野座キャンプでの紅白戦でホームのベースカバーに入った際に、左ふくらはぎを負傷して緊急降板。自力で歩けず、担架で運び出されるアクシデントに見舞われた。
同じく左ふくらはぎを痛めた西武・平良海馬がメンバーから外れており、楽天の藤平尚真が追加招集されたばかり。当初、井端弘和監督が予定していたパドレス・松井裕樹、巨人・大勢、石井、平良のブルペン陣構想は、変更を余儀なくされることになる。
スポーツ紙WBC担当が、現状を解説する。
「石井の代役には予備登録メンバーの、ソフトバンクの守護神・杉山一樹が有力ですが、すでにソフトバンクからは松本裕樹が選ばれており、藤井皓哉が右肘の違和感のためキャンプではリハビリ組にいることを考えれば、もし杉山を出して万が一のことがあれば、小久保裕紀監督の日本一連覇構想が大幅に狂う。小久保監督はこれ以上、選手を出したくないのが本音でしょうね」
他球団の監督も、他人事では済まされない。いつ同じような事態に見舞われるかわからないからだ。スポーツ紙デスクによれば、
「球数制限のある投手はまだしも、打者に関してはメジャー組がスタメンを占めるでしょう。そうなれば、日本人選手の大半はベンチ要員。所属チームにいればオープン戦に出て実戦勘を養うことはできますが、WBCの控えではね…。確かにベンチで試合を見るのも勉強になりますが、開幕が刻一刻と迫る時期だけに、これ以上は選手は出したくない」
こうした状況から、プロ野球関係者の中にはWBC開催時期に首を傾げる人物が少なくない。ある球団のフロント関係者からは、こんな本音が。
「WBCに出場する選手はどうしても、例年より早く仕上げなければいけない。そうなると、昨年の疲れが十分に抜け切らない状態で、トレーニングを前倒しする。これにはリスクが伴う。公式戦終了直後とかシーズンを一度中断するとか、考えてほしいですよ」
WBCで激闘を続けた結果、疲労が蓄積し、シーズンに影響が出るケースもある。因果関係は証明されていないが、前回大会で優勝した後のシーズンで、例えばエンゼルス時代の大谷翔平は右肘を故障。二度目の手術を受けている。前出のスポーツ紙デスクは、
「過去、WBCに出場した選手で、シーズンに支障をきたした選手は多いですからね。WBCは全てMLBの意向を反映していますが、日本や他国の意見も取り入れてほしいと思っている関係者は多いでしょう。トランプ大統領じゃないんだから、野球まで『アメリカ・ファースト』はいかがなものですかね」
今はこれ以上の離脱者が出ないよう祈るしかない。
(阿部勝彦)
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