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記事全文を読む→「さんま+マツコVS聖飢魔Ⅱ」爆笑トークで展開された「悪魔に寄る年波」パート1
ファンの方に申し訳ないので、あえて名前は出さないが、最近人気のあれやこれやのバンドやらダンスグループの、ヘナヘナしたファルセットの高音ボーカルがとにかく苦手で、聴いていてイラッとしてしまう。
あれに「ボーカルのハイトーンが素晴らしい」などと言っているのを聞くと、ちょっと待てやと言いたくなる。ヘヴィメタル好きの私からすれば「ハイトーンが素晴らしいボーカル」とは、ロブ・ハルフォード(JUDAS PRIEST)、ブルース・ディッキンソン(IRON MAIDEN)、マイケル・キスク(ex.HELLOWEEN)、ジェフ・テイト(ex.QUEENSRYCHE)のことを言うのだ。
もちろん、日本にもいる。二井原実(LOUDNESS)、人見元基(VOW WOW)などだ。そして忘れてはいけないのが、デーモン閣下(聖飢魔Ⅱ)である。
御年10万63歳。「世を忍ぶ仮の姿」において還暦を超え、なおその歌声は衰えない。昨年はバンドの「地球デビュー40周年」を記念する全国ツアーを行って、18会場全てをソールドアウトに。のみならず、8月にはBABYMETALとの初の対バンとなる「聖飢魔Ⅱ vs BABYMETAL~悪魔が来たりてベビメタる」を開催し、大盛況を博した。
そんな聖飢魔Ⅱが「週刊さんまとマツコ」(2月15日、TBS系)に登場。デーモン閣下をはじめ、ジェイル大橋代官、ルーク篁参謀、ライデン湯澤殿下らによる爆笑トークが繰り広げられた(ゼノン石川和尚は欠席)。
番組が用意した年表をもとにバンドの歴史を振り返ると、デビューのきっかけが語られた後に触れられたのは、1985年9月リリースの第一大経典「聖飢魔II~悪魔が来たりてヘヴィメタる」が「THE WORLD'S HEAVIEST HEAVY METAL MAGAZINE」を謳う某ヘヴィメタル専門誌のアルバムレビューで0点を取ったこと。
当のデーモン閣下がチラッと、
「まだそこやってんだ」
と呆れた感じでこぼしていたが、これはもう古参のメタラーにとっては有名な話だ。私などはアルバム2曲目のスピードナンバー「地獄の皇太子」を聞いて「普通にカッコいいんですけど」と、なぜそんなにコキ下ろされるのか不思議に思ったものだ。とはいえ、当時の彼らが「メタル原理主義者」から完全に「色物」として捉えられていたのは事実だろう。
しかし月日が流れ、悲しいことに「ヘヴィメタル」というジャンルが衰退してしまった今のご時世において、テレビメディアが取り上げるメタルバンドは、かつて「色物」とみなれた彼らだけ(あとはBABYMETALくらい)なのだから、「悪魔教」の布教活動は大成功だったということになる。
もちろん番組は、これだけでは終わらない。閣下が出演していた「写ルンです」のCMや隠し子発覚など、世間を賑わせたニュースに触れながらバンドの浮き沈みを追うのだが、いかんせん、悪魔も寄る年波にはかなわない。ライデン湯澤殿下は耳が遠いのか、さんまの話を何度も「え?」と聞き返したり、ルーク篁参謀は「おじさんボケ」をかましたりと、なかなか話が進まないまま、今週は終了。続きは次回放送の3月1日に持ち越されることとなった。
私も含めて、ファンは必見。それこそ前週の「選挙の日2026」(TBS系)で太田光(爆笑問題)の質問に「意地悪やわ~」とヘソを曲げた高市早苗首相(聖飢魔Ⅱの大ファンを公言)も、お喜びのことだろう。
(堀江南/テレビソムリエ)
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