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記事全文を読む→【ボクシング世紀の決戦】「8年連続MVP受賞」井上尚弥に挑む中谷潤人の「前戦」を元世界王者と「当事者」井上・中谷はどう論じたか
8年連続MVP――。まさに偉業というほかない勲章を手にしたのは、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥だった。
2月17日に開催された2025年の年間表彰式で、通算9度目のMVP(最優秀選手賞)を受賞。これで8年連続となり、自身の最多記録を更新した。
表彰式で井上は、今年5月の中谷潤人戦との東京ドーム決戦を宣言。
「1年前にビッグマッチの約束をした。お互いに勝って1年後に盛り上げましょう、と。お互いにそれを果たすことができた。今年5月、東京ドームで中谷選手と本気でぶつかります」
技能賞を受賞した中谷は、これに呼応。
「準備を進めていますし、ベストの選手なのでベストの状態で戦わないと。あとはやるだけ、という気持ちです。これから自身が湧いてくる」
ここでボクシングファン、ボクシング界で論議が巻き起こった試合を思い出したい。中谷の前戦だ。昨年12月27日、井上戦を見据えてスーパーバンタム級に階級を上げての初戦、セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に3-0で判定勝ちしたものの、驚異的な手数のエルナンデスからプレッシャーを受けた中谷は、バッティングにより右目を大きく腫らして苦戦。圧倒的なKO劇が期待されただけに、「評価を下げた」との見方が出た。
では専門家の見解はどうだったのか。元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載氏は、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏のYouTubeチャンネル「具志堅用高のネクストチャレンジ」(2月17日の動画)で、次のように評している。
「中谷選手の相手、あれは本当にややこしいんで。あれは普通に勝つだけでも僕は凄いと思うんで。みんなの(中谷への)評価は『え~?』みたいになってますけど、あれ他の選手がやってたら、みんな巻き込まれますよ」
そして「あんな選手に勝つんやもんな」と中谷を終始評価し、具志堅氏も「(中谷以外の選手なら)倒されてますよね」と頷いたのだった。
5月に激突する井上も、同等の評価を下している。
「相手の地味な強さを知ってますから。やる前からああなるんだろうなと予想してましたし、その相手にフルで戦い抜いたっていうのはひとつ、彼にとって財産だろうし、(中谷を)逆に成長させてしまった」
モンスターに挑む中谷は反省しつつも、こう言った。
「前戦でたくさん出た反省点を踏まえ、そこでより深くボクシングを知れて、感じれて、成長できてるなって思ってるので、そこを発揮したいって気持ちがだんだん強くなってきています」
こうして互いに最強化した2人の戦いは、どんな結末を迎えることになるのか。
(所ひで/ユーチューブライター)
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