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記事全文を読む→【ミラノ五輪】中国政府の監視対象になった女子フィギュア金メダリスト「圧力・尾行・パスポート情報抜き取り」恐怖からの復活
GPSトラッカー、秘密カメラ、パスポート情報を引き出そうとする圧力、そして深夜のカフェテリアで近づいてきた正体不明の男。ミラノ・コルティナ五輪の表彰台に立つフィギュアスケート女子、アリサ・リウ(アメリカ)の笑顔の裏に、中国政府による在外反体制派への監視や圧力の実態が、重く影を落としている。
アメリカ司法省が公表した捜査資料や報道には、二つの冷たいコードネームが登場する。「Dissident 3(反体制派3号)」……それがアリサの父、アーサー・リウを指す識別だ。そして娘のアリサは「family member(家族)」。個人名ではなく、標的に付随する存在として識別されていた。
工作の手口は組織的かつ精巧だった。アメリカ司法省に起訴されたマシュー・ジブリリス(当時49歳、元フロリダ州矯正官)らは、GPSトラッカーや監視機器を用いて反体制派を各地で追跡。調査報道によれば、こうした活動に対し、多額の報酬を受け取っていたとされる。司法省はこれらの機器を通じて取得した映像や位置情報が、海外の共謀者によってリアルタイムで監視されていたとみている。
アーサーへの接触も同様の構図だった。2021年11月、国際スポーツ関係者を名乗る人物から電話がかかってきた。「新型コロナウイルスの渡航準備確認」として、父娘のパスポート情報の提供を求められた。アーサーが拒否すると、相手は国際渡航の遅延や拒否の可能性を示唆し、圧力をかけた。
その1カ月前、アーサーはすでにFBIから警告を受けていた。アリサが北京五輪出場を控えたまさにその時期、自分たちが監視対象となっている可能性があると知らされたのだ。
父はアリサに何も告げなかった。集中を乱したくなかったからだ。だが捜査が進むにつれ、さらに不気味な事実が浮かび上がる。中国側はアリサが過去にインスタグラムに投稿した一文を把握していた。ウイグル族への人権侵害に触れた、ささやかな書き込みだ。16歳の少女がアメリカで発信した言葉が、監視対象として扱われていた可能性がある。
アリサの安全はアメリカ政府やオリンピック・パラリンピック委員会の関与のもと、常時複数人によるエスコートで確保された。しかしそれでも、北京五輪のフリー演技後、深夜のカフェテリアでアリサに見知らぬ男が近づき、アパートへ誘い、尾行するような出来事があった。
監視の網はアメリカ国内にも及んでいた。のちの起訴では、国土安全保障省(DHS)の現役職員を含む関係者が、連邦政府の制限付きデータベースから反体制派のパスポート情報や写真、出入国記録などを不正に取得し、こうした監視活動に利用していたとされる。
国家が標的に定めた「family member」が、その国家の監視下で開かれた北京五輪を乗り越え、4年後のミラノに戻ってきた。FSでは圧巻の演技で自己ベストの150.20点、合計226.79点を叩き出し、表彰台の頂点に立った。
30年以上前、天安門で声を上げた父。その後も続く、見えない圧力の中で生きてきた家族。そして、その渦中で成長したアリサ。全てを背負いながらたどり着いた場所が、ミラノの頂点だった。
(ケン高田)
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