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記事全文を読む→令和の相撲界はすっかり変わったな…と思った「さんま御殿」の力士たち「スマドリ」「高学歴」当たり前!
昭和のテレビで「大相撲中継」(NHK総合)以外に力士を見る機会といったら、毎年1月に放送されていた「大相撲部屋別対抗歌合戦」(フジテレビ系)を思い出す。部屋の名誉をかけての対決なので、みんな真剣ではあるのだが、力士たちの土俵上とは違うおどけた表情や仕草が見られたり、披露する歌に合わせた衣装に着替えて、でっかい体で軽快に踊る力士がいたりして、普段とは違う彼らの姿が堪能できる番組だった。
とはいえ「喋り」に関しては「取組後のインタビューよりは息が整ってるかな」程度のもので、そこまで砕けた話をすることも、話の内容で笑いを取るようなこともなかったように記憶している。引退してから饒舌になる力士はいたが、それこそ「ジェシー」(SixTONESのメンバーじゃないよ)の愛称で人気だった高見山のように、現役の時からタレント性の高い力士は珍しかった。
2月24日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)は「どすこい!さんま御殿 横綱&人気力士が集結 実家がお店の有名人祭」と題する2時間スペシャルだった。前半パートに熱海富士、阿炎、一山本、宇良、翔猿、友風、豊昇龍、御嶽海、若元春ら9人の人気力士と、行司の式守伊之助、嵐翔真、紺野美沙子、はなわの好角家が出演した。
このメンバーには以前から「しゃべくり007」(日本テレビ系)や「マツコの知らない世界」(TBS系)、「トークィーンズ」(フジテレビ系)といった番組で、すでに達者なトークを披露している力士がいる。とはいえ、これだけの大人数が、しかも「喋り」を生業とするお笑い芸人でさえ「トークの戦場」と恐れる「さんま御殿」に揃うというのは、なかなかの見ものだった。
そんな饒舌な力士たち以上に「時代は変わったな」と思わされたのが、酒が全く飲めないという一山本が、明石家さんまの「昔は飲まされたやろ。先輩から」という問いへの返答だ。
「あ、もう、令和なんで全部断ります」
角界にも「スマートドリンク」の風潮が広がりつつあるのかと驚いた。仮に晴れて横綱昇進となっても、大盃を飲み干す段になって「飲めないんで」なんて締まらないと思うのだが、それこそ時代錯誤なのだろうか。
出演力士の約半分、一山本、宇良、翔猿、友風、御嶽海の5人は大学を卒業している。阿炎がイヤそうな顔で「大卒は鼻に付くんですよ」と言うと、友風は変わりつつある状況を説明する。
「嫌われがちですね、大卒は。だけど、今は大卒もすごく増えてきたんで」
思えばお笑いの世界でも「幼少期から落ち着きがなく、勉強が苦手で、大学になんてとても行けないような落ちこぼれ」が、母親に「あんた、吉本にでも入り」と言われたから芸人になった、などというのは昔の話。最近は高学歴がさほど売りにならなくなるほど大卒芸人が増えているが、お相撲さんの世界も高学歴が当たり前になりつつあるとは…。
「子供の頃、親に『あんた、太ってるから相撲でもやり』って言われたんで」
そんなエピソードを持つ力士はやがて、いなくなるのかもしれない。
(堀江南/テレビソムリエ)
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