スポーツ
Posted on 2026年02月27日 12:30

春場所直前「最年少師匠」湊川親方のユニークな指導風景「開始は10時」「2組同時ぶつかり稽古」「幕内も若い衆も同メニュー」

2026年02月27日 12:30

 常盤山親方の定年退職により旧常盤山部屋を継承し、湊川部屋に部屋名を変更した元大関・貴景勝の湊川親方。
「きれいごとは言ってられない。(弟子たちを)強くするのが自分の今の仕事」
 親方はそう言い切っている。

 春場所(3月8日初日)に向けて、稽古開始時間を午前8時から2時間遅らせ、稽古時間もおよそ半分の2時間程度に短縮。
「いろいろ試行錯誤しながらですけど。しっかり寝ることも大事。僕の場合は稽古が長くないので、集中してやりきれるようにした」(湊川親方)

 2月26日の稽古を見てみよう。
 2組同時のぶつかり稽古にスクワットなどのハードな基礎運動と、力士たちは体を休ませることなく動き続けた。相撲の稽古は手を抜こうと思えばいくらでも抜けるのに、それができないのだ。

 相撲を取る稽古では一番一番、親方が声をかけ続ける。
「友達でも何でもないんだから、叩きのめせ」
「優しさは捨てろ」
「勝たなきゃ始まらない。カッコイイ勝ち方は横綱だけでいい」
「堂々と仕切れ」
「きつくなったら、親のために頑張れ」

 精神面を鍛える厳しい言葉だけでなく、
「強く当たるというより、走り抜けるイメージで」
「取りにいくんじゃない。出て当たった先に上手が見えてる。そのマインドでいった方がいい」
「当たるだけじゃない。当たって押し込まないと」
 親方が知っていることをそのまま伝えたという。

 湊川親方は言う。
「できるだけ具体的に言った方がいいと思っている。一人一人、性格も力の出し方も違う」
 力士のコンディションや性格を考え、言葉を使い分けていることを明かしたのである。幕内・隆の勝、十両・若ノ勝から若い衆まで、同じメニューで取り組むやり方はユニークだ。
「関取衆が若い衆と同じぐらいの稽古量をこなしたら、間違いなく強くなる。さらに伸びる」(湊川親方)

 角界最年少師匠の船出は、どんな結果となるか。

(蓮見茂)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年10月08日 06:30

    夏の猛暑期に冷房を限界までフル稼働させていた愛車。カレンダーが10月になり、エアコンの設定を除湿冷房から暖房や送風へと切り替えた瞬間、送風口からモワッと漂う「酸っぱい嫌な臭い」に思わず顔をしかめた経験はないだろうか。その異臭の主因は、夏場に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年10月06日 18:00

    昨年、アサヒグループホールディングスに不正アクセスを仕掛けた海外ハッカー集団の中枢メンバーが、なんと大阪で捕まっていた。10月6日の各国における報道によれば、日本の捜査当局が拘束したのは「Qilin(キリン)」の中心人物とされる28歳で、ロ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク