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記事全文を読む→リチャード骨折離脱で「急造一塁手に中山礼都!?」阿部巨人は大丈夫なのか
巨人のリチャードが3月11日に死球を受けて左手を骨折し、全治は1カ月前後となっている。当然ながら、3月27日の開幕戦への出場は絶望的だ。
岡本和真がメジャーリーグに移籍した穴を埋める右の長距離砲として期待されていたが、オープン戦の打率は1割に届かず、サバイバルの最中でのアクシデントだった。阿部慎之助監督は「他の選手にチャンスが回ってくるはず」と淡々と語ったが、チームの内情はそれほど楽観できるものではない。
そんな中、急きょ代役候補に浮上した選手がいる。阿部監督が「中山(礼都)の一塁もゼロではない」と示唆したのだ。
中山はプロ入り後、坂本勇人の後継者候補と目されてきた遊撃手。2025年から外野にも挑戦し、8月にはプロ初の右翼守備に就いた。一塁は2025年に1軍で4試合守った程度で実戦経験はほぼなく、守備指標でも平均を下回る数字が出ている。
その選手を開幕2週間前に一塁へ回すというのだから…。内野で鍛えてきた選手を外野に回したかと思えば、今度は不慣れな一塁へ。首脳陣の迷走ぶりは顕著だ。
一塁争いはこれまで主にリチャード、ダルベック、荒巻悠の3人で行われてきた。オープン戦のスタメン出場はリチャードとダルベックが4試合ずつ、荒巻が1試合。その荒巻は3月11日に2軍降格が決まり、帰京した。
現状の候補はダルベックと、2軍戦で4安打5打点を記録して急きょ1軍に合流した増田陸が中心だ。増田は勢いこそあるが、レギュラーとして計算されてきた選手ではなく、開幕からフルに頼れるかは未知数といえる。
これに追い打ちをかけるように、FAで獲得した松本剛もコンディションを考慮して、3試合連続で欠場。阿部監督は「ケガではないが、少し怪しいところがあった」と説明しており、万全の状態とは言い難い。中山を一塁に回せば外野に穴が開く。どこかを塞げば、どこかに穴が空く、綱渡りの状態が続いている。
「これまで何をやっていたのか」
阿部監督にはそんな指摘が出ている。阿部政権下で繰り返し言われてきた、野手の自前育成の課題が、開幕直前になって一気に表面化した格好だ。
リチャードの骨折は不運なアクシデントだが、代役の選択肢がこれほど限られている現実は、積み重なってきた課題の産物。一塁という守備の要を、2週間前に経験の薄い選手で間に合わせなければならない球団の現状を、ファンは冷ややかに見ていることだろう。
(ケン高田)
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