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記事全文を読む→「高市早苗首相が退陣を口にした」衝撃の記事を見た官邸幹部・自民党幹部・閣僚経験者の「見解」
それは4月1日の朝日新聞朝刊4面の広告欄。雑誌「選択」4月号の見出しが躍った。4面は「総合4」となっているが、いわゆる政治面として知られる。ここを見ると「国旗損壊罪」や「副首都」に関する政治記事が載っていたが、そうした記事よりも永田町界隈で話のネタになったのは、「選択」の見出しの方だった。
「高市が『退陣』を口にした夜」と題する記事について、広告には原稿の冒頭部分が紹介されている。
〈3月24日夜、官邸幹部を集めた席で高市は激昂し、意見が対立する今井尚哉参与の解任を主張。その後一転、弱音を吐き始める。つらい、厳しい、眠れない……。病を抱える女帝は心身共に限界が近いようだ〉
高市早苗首相が、安倍晋三元首相の秘書官だった今井尚哉内閣官房参与と対立する。そんな刺激的な内容であり、首相は退陣すると言い出したという。それゆえ、いっそう目を引くことになったのだ。
「嘘」か「支持率低下狙い」か…そして首相に付けられた「注文」
まず官邸幹部からは「嘘だらけ」という反応が返ってきた。当然だろう。首相が退陣を口にしたら、一気にレームダック(死に体)になるのが永田町の常識だ。認めるはずはない。
そして自民党内からはというと、
「高市首相は1月に電撃解散し、2月8日の衆院選で歴史的な勝利を収めたばかり。退陣する理由など全くない」(党幹部)
との反応が。この幹部は続けて、次のように批判するのだった。
「原稿を読んでも『退陣』の動機になるようなことは全く書いていない。『選択』というと、伝統的に原稿の質が高いとみられていたが、最近は劣化している。支持率が高い高市政権の、支持率低下を狙っているのだろう」
ある閣僚経験者は、こんなことを言う。
「4月1日がエイプリルフールにあたることから、多少の嘘でも許されると思って見出しをつけたのでは。まともに取り合うことはない。ただ、高市官邸はもう少し、風通しをよくした方がいい。それだけはこの記事の言う通りだ」
自民党幹部だけでなく、官邸スタッフらともより意思疎通を図るべきだと、首相に注文を付けるのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)
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