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記事全文を読む→「ばけばけロス」重症者の心に刺さった「スピンオフドラマ」4発と「マクドナルドCM」の僥倖
完全に「ばけばけロス」だ。ロスになりそう、という予感はあったが、ここまでとは自分でも思わなかった。その理由はひとえに、今週から始まった「風、薫る」が今のところ全く楽しめないからというのもある。こちらも予告編を見た時から「楽しめないかも」という予感はあったが。
そんな私も含めて、世の「ばけばけロス重症者」を喜ばせたのが、3月30日から4夜連続で放送されたスピンオフドラマだった。
3月30日と31日は「オサワ、スイーッチョン。」と題し、ヒロインのトキ(髙石あかり)の幼馴染であるサワ(円井わん)と、サワに想いを寄せる庄田(濱正悟)との、本編では描かれなかった(まだまだ結婚までの道のりは長そうな)恋模様を。
4月1日と2日は「オウメサン、オカミ、シマス。」。ヘブン(トミー・バストウ)が当初、松江で滞在していた花田旅館の女中ウメ(野内まる)が、主人の平太(生瀬勝久)の不在時に、ギックリ腰になってしまった女将のツル(池谷のぶえ)に代わって一日女将として奮闘する姿が描かれた。
どちらも大仰な展開があるわけではなく、本編の流れそのままの「なんてことない日常」の延長が見られて、我々の心をしっかり癒やしてくれた。
個人的に良かったのは、おウメちゃんのお話。今回のスピンオフを見ていて気付いたのだが、演じる野内まるは非常に素敵な和風の顔立ち。「ばけばけ」と同じく、小泉八雲と妻セツの物語を題材とした1984年のNHKドラマ「日本の面影」で、セツを演じた檀ふみに雰囲気が似ている。それこそ、野内バージョンのトキによる「ばけばけ」もちょっと見てみたかった、などと思ったり。
「ナレ死」吉沢亮と野内まるは「奇しくも」か「狙って」なのか
その野内だが、現在放送中のマクドナルド「てりたまファミリー」の新CMで、吉沢亮と共演。吉沢といえば、「ばけばけ」で演じた錦織が絶大な人気を博し、病で亡くなった(しかもナレ死)際は、多くのファンを悲嘆にくれさせた。
「ばけばけ」の人気キャラクターを演じた2人が共演するこのCMが、はたして「奇しくも」なのか、それとも「狙って」なのかは知らないが、いずれにしても嬉しい限り。
ちなみに野内は2024年に、やはりマクドナルドのCM「ちがう街、おなじ味」篇に出演している。その縁もあるのだろうが、今をときめく吉沢の相手役に選ばれたのだから、大抜擢だ。
ところで「ばけばけ」が熊本編に入ってから、松野家の女中として雇われていたクマを演じた夏目透羽は、4月13日スタートの「サバ缶、宇宙へ行く」(フジテレビ系)に出演する。物語の舞台となる若狭水産高校で、宇宙食開発を立ち上げる高校生のひとりという役どころだそうで、夏目にとっては今回が初の月9ドラマとなる。
2人の女中さんを文字通り化けさせた「ばけばけ」。物語は終わってしまったが、彼女たちの今後のストーリーを楽しむのもまた一興だろう。
(堀江南/テレビソムリエ)
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