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記事全文を読む→イスラエル「レバノン大空爆」でアッという間に「停戦交渉」ブチ壊し!怒りのイランが「ホルムズ海峡を再封鎖」「原油パイプライン破壊」
イラン戦争が泥沼化の一途を辿る中、アメリカとイランの間で開始された停戦交渉に、早くも暗雲が垂れ込めている。「2週間の停戦合意」が交わされた翌日、あろうことか、同意を表明していたイスラエルが、レバノンに対する大規模空爆に踏み切ったのだ。
今回の空爆はイラン戦争開始以降、最大規模のものだったとされ、イスラエル国防軍はイランが支援しているイスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ」の司令本部や軍事拠点など、100カ所以上を攻撃。レバノン保健省は、この空爆で民間人を含む、少なくとも182人が死亡、890人が負傷したと、暫定速報で伝えている。
そもそもパキスタンの仲介によって成立をみた停戦合意の条件には、「レバノンへの攻撃中止」が含まれていたとされる。ところが、だ。イスラエルのネタニヤフ首相は「2週間の停戦にレバノンは含まれていない」と強弁。「我々の指は引き金にかかっている」と警告した上で、イランへの攻撃再開までチラつかせたのである。
イランが海上無線で通告した「全ての船舶は攻撃の対象になる」
この「合意破り」の暴挙に対し、当然ながらイラン側は激しく反発。イランの革命政権は間髪を入れず、ホルムズ海峡(ペルシャ湾)の再封鎖に乗り出した。中東情勢に詳しい国際軍事アナリストが指摘する。
「イスラエルによる大空爆を受けて、イラン革命防衛隊はホルムズ海峡を通過するタンカーなどに対して、『海峡を通過する全ての船舶は攻撃の対象になる』との警告を、海上無線で伝え始めています。事実上の封鎖が解除されつつあったホルムズ海峡は、イランによる報復措置で停戦合意前の状態へと完全に逆戻り。一部報道によれば、革命防衛隊が紅海側の積み出し港につながるサウジアラビアの原油パイプラインを破壊した、との衝撃情報も流れています。停戦合意から一夜にして、中東情勢は暗転してしまいました」
それだけではない。アメリカもネタニヤフの暴走を阻止できず、今回の暴挙を追認する姿勢を示し始めている。4月11日(現地時間)からパキスタンで始まる停戦交渉で、アメリカ側の交渉団を率いるバンス副大統領はイランに対して「合意を破れば深刻な結果を招くことになる」と警告した上で、次のような声明を公にしているのだ。
「トランプ大統領には、戦争に逆戻りする選択肢もある」
全世界が期待を寄せていた停戦交渉の行方は「お先真っ暗」である。
(石森巌/ジャーナリスト)
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