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記事全文を読む→ブルージェイズ・岡本和真が大成功!メジャーリーグ「ABSチャレンジ」で野球が激変!阪神・坂本誠志郎が「世界新基準捕手」になる
ブルージェイズの岡本和真が「ABSチャレンジ」に成功し、ドジャース・山本由伸から二塁打を――。日本人選手同士の対決ということで、「ABSチャレンジ」がことさらクローズアップされた。
「ABSチャレンジ」とは、カメラとAIを用いてストライクかボールかを判定するもの。主審のジャッジに異議を唱えるわけだが、要求できるのは打者、投手、捕手だけ。ベンチや監督は指示できない規則になっている。
「岡本のケースで言えば、見逃し三振の判定が覆って、ボールに。その結果、二塁打が生まれました。勝敗に直接の影響はありませんでしたが、今後、そうした場面は多々、生じると思います」(現地特派記者)
そんな「打者、投手、捕手だけ」が審判に異議申し立てできる制度だが、現地の様子を聞いてみると、「捕手の評価が変わった」という。これまではイマイチだったある捕手の評価が爆上がりし、「新ルール時代の名捕手」と言われているそうだ。
「ヤンキースの正捕手オースティン・ウェルズが評価されています。ここまで4回のチャレンジをして、全て成功でした」(前出・現地特派記者)
このウェルズの守備は「ヘタなほう」。肩の強さは「まあまあ」で、打撃に関しても「当たればホームラン、でも三振がシーズン3ケタで低打率」といった具合だ。名門球団の正捕手としては物足りない感じだが、「フレーミングの天才」だったのである。
投手41%・打者50%・捕手56%というデータ
フレーミングとは、ストライクかボールかの判定が難しい際どいコースに来た投球を、ミットを微妙に動かしてストライクと判定させるテクニックのこと。ウェルズはこのフレーミング技術で「ヤンキースの正捕手まで上り詰めた」と言っても過言ではないくらいで、今季は「ボール」とジャッジされた判定をことごとく覆してきた。
メジャーリーグアナリストが言う。
「昨年、ABSチャレンジがマイナーリーグで試験運用されました。やはり捕手からの申し立てによる成功率が、最も高かったようです」(前出・現地特派記者)
MLB公式サイトによれば、2025年マイナーリーグでのABSチャレンジの成功率は、投手41%、打者50%、捕手56%となっている。
これで捕手の評価基準が変わるのではないだろうか。日本では配球、肩の強さが真っ先に求められるが、フレーミングと動体視力もそれらと同じくらい重要視される時代が来るかもしれない。
余談だが、WBC韓国戦を視察した米スカウトが阪神・坂本誠志郎を見て「フレーミングが巧い!」と感心していた。その時は何を言っているのか分からなかったのだが、ABSチャレンジが試合を変える可能性を伝えていたのだろう。
(飯山満/スポーツライター)
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