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記事全文を読む→【しゃぶ葉】トレーが見える!薄すぎる!「スケスケしゃぶしゃぶ肉」が引き起こした「最適な厚み」論争と外食業界の「事情」
しゃぶしゃぶの肉は、どのくらいの薄さが適当で、最も満足感が得られるのか。そんな疑問を誘発し、物議を醸しているのが、しゃぶしゃぶ食べ放題チェーン「しゃぶ葉」で提供された豚肉だ。これが「薄すぎる」とSNSで拡散中だが、トレーが透けるほどの極薄スライスはまさにインパクト抜群。笑いと違和感が同時に広がることになったのである。
これが騒動になったことで、「しゃぶ葉」を展開するすかいらーくホールディングスは4月20日、「一部店舗で社内基準を満たさない状態の肉が提供されていた」と認めた。
もともと「しゃぶ葉」では塊肉を各店舗でスライスし、食感や出汁の旨味を最大限に引き出す「最適な厚み」を定めているという。しかし今回は、その基準を下回る状態で提供されるケースが確認されたとして、利用客に謝罪する事態に発展した。
しゃぶしゃぶにおける「薄さ」は、美味しさと直結する要素だ。問題は「一線を越えた」時に何が起きるか、である。肉が薄すぎるとまず、食感が消える。数秒で火が通り、口に入れた瞬間に溶けるが、裏を返せば「肉を食べている実感」が乏しい。
さらに旨みは短時間で流出し、結果としてタレの味ばかりが際立つ。鍋料理の醍醐味である「待つ楽しみ」や「一枚ごとの満足感」が削がれ、量を食べても充足感が伴わないという皮肉な現象が起きる。
批判され続ける「シュリンクフレーション」という戦略
こうした体感の劣化は、外食業界では珍しい話ではない。近年の原材料費高騰により、多くのチェーンが価格を据え置く代わりに量やサイズを調整してきた。ハンバーガーのパティ縮小、牛丼の肉量減、コンビニ弁当の「底上げ」など、価格据え置き、またはわずかに値上げをしてサイズや内容量を小さくする、いわゆる「シュリンクフレーション」は繰り返し、批判の的となっている。
今回の特徴は「薄さ」が誰の目にも明らかだった点だ。写真一枚で違和感が共有され、ネタとしても拡散しやすい。しかも食べ放題という業態ゆえ、「好きなだけ食べられる」という期待とのギャップが、より強い不満を呼び込んだ。
外食チェーンにとって、コストを抑えながら満足度を保つのは常に難しい問題だ。だがそのバランスが崩れると、企業側の工夫が「手抜き」と受け取られてしまう。
今回の「透ける肉」は単なるミスなのか、それとも業界全体の苦しい事情の表れなのか。いずれにせよ、消費者の目は想像以上にシビアだ。
アサ芸チョイス
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