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Posted on 2026年04月23日 11:00

中日ついに「勝率1割台」に突入しても観客動員は絶好調!チームに蔓延する「あの落合時代よりマシ」という意外な空気

2026年04月23日 11:00

 開幕前には「ひょっとしたら優勝も…!?」といわれていた中日が、目を覆いたくなる試合を続けている。
 ここまで21試合を消化して、球団最速となる17敗。勝率はついに2割を切り、1割台に突入した。

 打てない、走れない、守れない。そんなチーム状況に井上一樹監督は「対策を考えてやるしかない」と、その目はうつろだ。にもかかわらず、今季もなぜか観客動員が絶好調である。
「5-1で敗れた4月22日の巨人戦を見る限り、今の中日は高校野球よりも弱いかと…」(スポーツ紙デスク)
 それでも客が来るだけに「(勝っても観客数が伸びなかった)あの落合時代よりマシ」という空気が、チーム内で蔓延しているそうだ。

 中日は今季、球団創設90年のメモリアルイヤー。開幕前は「巨人、阪神も90周年でリーグ優勝した。次はウチ!」と意欲満々だった。本拠地バンテリンドームナゴヤに総工費3億円以上をかけて「ホームラインウイング(テラス席)」を増設し、最大収容人員は3万6778人になった。「十分、ペイできる」と踏んだ上での、観客席の拡張工事だった。

 弱いけれども、お客さんは来る。中日では12球団でも珍しい状況が続いている。今季はまだ主催ゲームが8試合(4月23日時点)とはいえ、平均観客動員は3万3110人。
 プロ野球では2005年から12球団で、正確な観客動員が「実数」で発表されるが、
「ここまで1位・阪神、2位・巨人、3位・ソフトバンクに続く4位です」(前出・スポーツ紙デスク)

球場に隣接する大型商業モールを利用したプロジェクトで…

 前述したが、中日には落合政権時代(2004年~2011年)のトラウマがある。8年間でリーグ優勝4回、日本一1回と全てAクラスで、中日球団史上、最強の黄金時代だった。
「強かったけど、観客動員には全く効果が表れなかった。8年間で年間動員が18万人もダウンしたので」(中日関係者)
 という手痛い教訓があるのだ。

 同じく今季も低迷が続く広島では、チケット販売を若い女性や親子連れなど「顧客目線」に徹底したことが、観客動員につながっている。

 バンテリンドームには隣接する大型商業モールがあり、阪神や巨人にはない球場周辺の環境を利用したプロジェクトが根付いている。このままチーム勝率1割台が続けば、さすがに「監督休養」などテコ入れが不可欠になるが、現状、中日は勝つチームより、負けても観客が入るチームとして、球団にはいっさい悲壮感が感じられない。なんとも不思議である。

(小田龍司)

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