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記事全文を読む→巨人・坂本勇人「通算300号」が出て他球団スカウトの対策は「ストレートで問題なくアウトがとれる」だった
巨人・坂本勇人内野手が広島戦(5月13日・福井)で達成したのは、史上48人目となる通算300本塁打。これをサヨナラ3ランで決めたのだ。
「一生、忘れない」
と坂本は大興奮。
延長12回、4時間28分というロングランゲームだったことに加え、5月に入っても自身の打率が1割台。長打(二、三塁打)はいまだに0本という状況ゆえ、感激は大きかった。
昨年10月に股関節手術をした吉川尚輝が4月末に1軍復帰し、首脳陣は坂本に三塁での調整を指示していた。阿部慎之助監督が「レギュラー白紙」と公言したシーズンだけに、
「坂本にとっては、ますます肩身が狭くなる状況だった」(巨人担当記者)
これが今季初本塁打。
「もう300号を打てないかもしれないと思っていた」
坂本はそうも言っていた。
300本塁打は巨人の生え抜きでは7人目で、プロ野球歴代1位の王貞治の868本を筆頭に、右打者では長嶋茂雄(444本)、原辰徳(382本)と、右打者では坂本を含めてわずか3人しかいない。
振り返れば坂本は2022年に一般女性とトラブルを起こし、2025年には東京国税局から3年間で約2億4000万円の申告漏れを指摘された。今年の誕生日で38歳。ミスターや松井秀喜が引退した年齢になる。
昨年から加齢により動体視力の低下を指摘され、
「各球団の坂本対策はストレート中心の投球で、問題なくアウトがとれる打者」(他球団スカウト)
と、その地位が格下げとなっている。
大興奮の阿部監督は「やっぱり持っている」と大喜び
この日の通算300号は、高めに甘く入った初球のカットボールで、今の坂本にはもってこい。
「いやぁもう、興奮しました。やっぱり『持っている』と思いました」
坂本の起用法に苦心していた阿部監督は大喜びだった。
坂本が巨人に入団したのは2006年の高校生ドラフト。巨人は阪神、中日とともに、高校通算55本塁打を記録していた堂上直倫(現・中日1軍内野守備走塁コーチ)を指名したが、坂本は「外れ1位」での入団だった。
巨人は当時、二岡智宏に次ぐ遊撃手を探していた。
「1年目はファームでしたが、当時の岡崎郁2軍監督は、坂本がミスをしても使い続け、2年目に1軍に上がってからも原辰徳監督が我慢の起用を続けました。(2015年シーズンから)26歳で戦後最年少の主将にすべきと進言したのは長嶋さんです」(古参の巨人担当記者)
坂本のサヨナラ弾は午後11時過ぎに出た。
「今日の1本で、まだまだやれるんだと思っている。(観客席に)子供もいっぱいいたので、早く帰って寝てください」
と坂本は締めくくっていた。
(小田龍司)
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