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記事全文を読む→ロッテ「ルーキー開幕投手」毛利海大が投げたら「もっと打ってやれよ」と言いたくなる「ひどい打線データ」
6月3日のヤクルト×ロッテ戦は、左腕対決となった。勝ちが付いたのは高橋奎二で、ロッテの開幕投手・毛利海大は6回表に代打を送られている。この時点でのスコアは0-0。サブロー監督が「このあたりかなと…」と語っていたように、毛利は得点圏に走者を背負いながらも、どうにか要所を抑えていた、という状態だった。
そんな粘投が続く毛利は、「味方打線の援護に恵まれない」印象が強い。事実、5月3日の西武戦以降、勝ちが付いていないのだ。
参考までに、毛利のこれまでの成績を見てみよう。トータル防御率が3.60なのに対し、4月の月間防御率は6.14だった。3月は開幕戦の1試合のみで、防御率は0.00。5月は3.54、6月は3日のヤクルト戦で降板するまで無失点だった。
「4月3日のソフトバンク戦に先発した後、サブロー監督は毛利をいったん登録抹消しました。開幕投手を務めた精神的負担、キャンプからずっと頑張ってきたので、リフレッシュ休暇のようなものだと説明していました」(スポーツ紙記者)
再登録された4月15日の日本ハム戦、毛利は3回5失点と炎上してしまった。4月22日のオリックス戦でも5回途中4失点で、敗戦投手になっている。サブロー監督が心配していた疲労が出て、さらに中6日の登板間隔を置いても体力が回復しなかったようだ。
さるスカウト担当者が大学出身投手の傾向として、こんな話をしてくれた。
「大学生は長丁場のペナントレースを経験したことがなく、リーグ戦しかやっていません。約2カ月のリーグ戦と、それに向けて1カ月ほどの集中練習をやってきただけなので、キャンプから逆算すると、だいたい4月半ばか5月にガス欠になることが多いんです」
先発登板9試合のチーム成績は「6勝3敗」なのに…
ペナントレースを乗り切る体力作りは今後の課題だが、毛利が炎上した4月の「月間被打率」は、最も低い2割1分8厘となっていた。3月は2割2分2厘、5月は2割4分7厘で、6月は2割6分3厘。4月の与四球数は8個で、最も多かった。防御率悪化の原因はここにある。
「毛利は低めを丁寧に突こうとする意識が強く、疲労が出た4月は変化球の制球力を落としてしまいました」(前出・スポーツ紙記者)
毛利はここまで9試合に先発し、2勝2敗。その9試合のチーム成績は6勝3敗だった。
もっと言えば、その9試合中、毛利がマウンドにいた間に味方打線が挙げた得点を見てみると、圧勝した5月3日を除けば、2点が3回、1点が2回、0点が3試合だった。
ロッテのチーム打率は2割3分8厘でリーグワーストタイだが、新人投手が先発する日はもっと打ってやらないと。そうすれば、心身の疲れは軽減されるだろうから。
(飯山満/スポーツライター)
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