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記事全文を読む→夏のイベント番組に「受難」続く…「鳥人間コンテスト」の死亡事故と2日連続中止「24時間テレビ」は酷暑マラソンに星野真里の「大義」
日本テレビをめぐる夏のイベント番組が、論議の的に――。
ひとつは7月25日と26日に滋賀県彦根市の琵琶湖畔で行われた「鳥人間コンテスト2026」(読売テレビ制作・日本テレビ系全国ネット)が、2日連続で強風により、中止となったことだ。
人力プロペラ部門は全チームが飛行できたが、滑空機部門は18チーム中10チームが飛んだ時点で打ち切りに。8チームは飛行の機会すら得られないまま、2026年の大会は幕を閉じた。
しかも開催前の7月6日には、滑走路設営中に地元建設作業員が高さ11メートルのやぐらから水面に転落し、死亡する事故が発生していたことが判明。それでも安全対策を講じた上で予定通り、開催に踏み切った読売テレビの判断には、疑問視する声が上がっていた。
建設業者の男性が命を落としたにもかかわらず、事故からわずか3週間ほどで大会そのものを強行したスケジュール感には、遺族や関係者への配慮が十分だったのか、という厳しい見方がある。
「鳥人間コンテスト」は過去にも台風やコロナ禍で中止になった年があるが、死亡事故後の強行開催という点で、今回は例年とは異なる重みを持つ。大会の様子は9月2日に放送される。
走ることの意味そのものを本人が語れるかどうか
もうひとつの夏の風物詩「24時間テレビ」は、酷暑の中で行われるチャリティーマラソンのあり方が、毎年のように議論を生んできた番組だ。「なぜこの人が走るのか」が伝わらないことは、「感動の押し売り」と正比例の関係にある。
そうした批判をかわすためか、今年は女優の星野真里を起用。彼女は、先天性ミオパチーという難病を患う娘との日々を明かし、「全ての子供たちが分けられることなく、自分の居場所を選べる世の中に」という願いを、走る理由として自身の言葉で語っている。大義が明確ではあるが、酷暑に走る批判をかわせるかは気になるところだ。
2024年のランナーだった芸人・やす子の場合は、接近していた台風10号の影響で安全面を考慮し、日産スタジアム(神奈川県横浜市)のトラックを75周も回るという異例の形で行われた。なぜそれでも中止しないのか、なぜやす子はそれでも走るのか、という点は批判を含めた論議の的になった。
つまり走ることの意味そのものを本人が語れるかどうか、今の時代はそれを問われているのだ。
(野田おさむ)
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