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記事全文を読む→中道改革連合「結党7カ月で終了」の末路とちゃっかり公明党が手にした「高市政権後に与党に戻るカード」
これを茶番劇といわずして、なんというのだろうか。大々的に旗揚げしてから、わずか7カ月。「日本政治に新たな風を吹かせる」と大風呂敷を広げた中道改革連合が、早くも事実上の解体・分裂というみじめな結末を迎えた。
8月31日に小川淳也代表らが党首会談に臨み、立憲民主党、公明党との3党合流の断念を正式に確認。記者団の前に現れた小川代表は、
「この半年余りにわたって交わしてきたちぎりと友情、信頼は今後も不変である」
聞く側が赤面するようなポエムを放ったが、有権者が知りたいのは、威勢よく約束して選挙を戦いながら、早くもその看板を放り出した経緯と責任だ。
ところが小川氏は「新たな形態」「衆院での統一会派」などと言い、「分党なのか」という記者からの問いには、「極めてセンシティブ」「解釈は報道にお任せします」などと言う始末。説明責任を完全に放棄する対応に終始した。
そしてこのハリボテの政党結党を主導した野田佳彦は、記者からブラ下がり取材要請に「ノーコメント」と逃げの一手で、失敗の総括も有権者への謝罪もいっさいなし。あまりに無責任な姿を晒したのだった。
この分裂騒動を受けて、永田町でにわかに囁かれているのが、
「これで公明党は、ちゃっかり『高市政権が倒れた後に与党へ戻るカード』を温存できることになった」
との声だ。
公明党が四半世紀に及ぶ自民党との連立政権に区切りをつけ、野党としての道を歩み始めたのは2025年10月。「政策実現の回路を取り戻す」という大義名分のもと、立憲民主党を巻き込んで始動させたのが中道改革連合だった。
党を分けた方が来春の統一地方選で動きやすい
立憲民主党が中道合流に及び腰になったのを見るや、「公明党のみが合流することは控える」とすぐに距離を置いた。
「野党のパッチワークに組み込まれて共倒れになるリスクは回避しています。議席を大きく減らすわけでもなく、組織の主導権を手放したわけでもない。水面下では来春の統一地方選に向けて、党を分けた方が身軽で動きやすい、という打算が飛び交っているようです」(政界関係者)
公明党にとっては中道の旗揚げも頓挫も、一時的な衣装替えにすぎず、高市政権が今後どのような運命を辿ろうとも、政界のパワーバランスが揺らいだ瞬間にいつでも与党側へすり寄る選択肢を、手元に置いておくことになる。
ともあれ、「友情は不変」などと身内で傷を舐め合う暇があるならば、まずは1000万票を投じた有権者に対し、このお粗末な茶番の全貌と責任を説明してはいかがか。国民の信頼を無駄にした野党の迷走劇には、1ミリの同情の余地もないのである。
(灯倫太郎)
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