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Posted on 2026年09月03日 13:45

【驚異のボクシング】井上尚弥の「世界最短記録」を塗り替える「65秒KO世界王者」を誕生させた「ガッツ石松の降臨」

2026年09月03日 13:45

 1ラウンド65秒。これはプロボクシングにおける、国内男子の世界戦最速KO勝利記録である。9月2日、横浜BUNTAIで行われたWBA世界ミニマム級タイトルマッチ(王座決定戦)で、石井武志(大橋ジム)がウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)を沈めた際の「記録更新」だった。
 勝利後、石井は言った。
「まったくわかってなかったんで、リングを降りて尚弥さんに挨拶した時に、『俺の記録抜いちゃったね』って言われて、すごい嬉しかったですね。そこで知りました」
 つまりこれまでの最短記録を持っていたのは、同じジム所属の井上尚弥。2018年10月7日にファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を1ラウンド70秒で倒した試合だ。石井はそれを5秒、上回ったことになる。

 大橋ジムでは6人目の世界王者の誕生となったが、大橋秀行会長も感慨を口にしている。
「このベルトは、同じ階級で僕が1992年、(トレーナーの)八重樫が2011年、そして(石井が)2026年(に獲得)。34年の歴史をひしひしと感じると同時に今日、ガッツ石松さんのお別れ会があって、ガッツさんが降りてきたなって感じがしますね」

 実はこの日、6月2日に他界した元世界王者、ガッツ石松氏のお別れ会が、格闘技の聖地である東京・後楽園ホールで開催された。多くのボクシング関係者らとともに、大橋会長はこれに出席している。

最軽量級で驚異的なKO率を誇る

 大橋会長はさらに言う。
「井上尚弥の記録を5秒縮めて、最短記録を石井が抜くとは思わなかった。本当にガッツさんが降りてきたとしか思えない一日でした」
 ただ、ガッツ氏が降臨したことだけが勝因ではあるまい。石井の戦績は13戦12勝(9KO)1敗。9KOのうち、3ラウンド以内での決着は7回ある。

 最軽量のミニマム級において驚異的なKO率を誇る石井の、今後の2階級、3階級制覇の野望を問われた大橋会長は、こう結んだ。
「ミニマム級でこれだけのKO率があって、最短記録を作るぐらいのパンチ力があるので、パンチ力があるっていうのを最軽量級で見せていくのが、まずは彼の義務だと思っています」

 オリコンのYouTubeチャンネル「oricon」(9月2日)で、この会見の模様は一部公開されている。

(所ひで/ユーチューブライター)

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