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記事全文を読む→食品値上げ続きで「コロッケ100円台」をなぜ維持できるのか…精肉店に聞くと返ってきた「意外な答え」
飲食料品の値上げが相次ぐ情勢下、いまだに「1個100円台」で買える庶民の味方がある。コロッケだ。スーパーの惣菜コーナーだけでなく、昔ながらの精肉店や商店街を歩けば、今も100円台で売られているコロッケを見かける。不思議なのは、こうした店が町だけに存在するわけではないこと。駅ナカにも、揚げたてのコロッケを看板商品にしている店がある。
もちろん、昔と比べれば値上がりしている。ジャガイモや食用油、パン粉などの原材料費に加え、光熱費や人件費も上昇しているためだ。それでもラーメンや弁当、パンなどと比べれば、コロッケの価格はまだまだ手を出しやすい。
ではなぜ、コロッケは100円台を維持できるのか。自家製コロッケを販売する精肉店の店主に聞くと、意外な答えが返ってきた。
「ポテトコロッケは、ジャガイモが中心ですからね。牛肉やカニ、エビなどを使う商品と比べれば、材料費は抑えられます。もちろん油やパン粉は値上がりしていますし、昔と同じ感覚では作れません。でもポテトコロッケまで高くしてしまうと、お客さんが気軽に買えなくなってしまう。高い商品はそれだけ、材料にもコストがかかります。だからポテトコロッケは店にとって『買いやすい価格を残しておきたい商品』なんです」
牛肉入りやカニクリームは200円~300円台に
店頭の商品を見ると、その価格差は明確だ。ポテトコロッケは100円台で買えるが、牛肉入りやカニクリームなどは200円~300円台になることが珍しくない。つまり「コロッケだから安い」のではなく、「シンプルなポテトコロッケだからこそ、安さを守りやすい」というわけである。
2026年は食用油などの原材料を理由とする、食品値上げが続いている。それでもなお、庶民が手を伸ばせる価格にとどまるコロッケ。その価格を守る店側には、値上げできない、したくない事情があった。物価高の時代に、この「安さ」はいつまで守られるのだろうか。
(カワノアユミ)
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